パルシステムグループは約30年に及ぶ産地との交流で、「作る人」と「食べる人」の関係を超え、同じ生活者としての視点で食と農業の課題に挑戦してきました。そして今後は生産者と消費者、都市と農村の交流と提携の強化を軸に、自給率の向上、環境と共存する資源型循環農業を進めようとしています。
しかし農業をめぐる情勢は困難さを増しており、新農業基本法以降、株式会社の参入、減反原則廃止、米の市場開放問題など自由化が急速に進行しています。食糧のビジネス化が進むなか、一方では後継者問題、自給率向上の課題、昨年の無登録農薬の問題など矛盾が噴出しています。
この厳しい状況のなか、このコーナーでは、次の時代を担う若手リーダーたちに視点を向け、農業への思い、自分たちの方向性、日本農業再生の考え方を語っていただきます。 |