■組合員や役職員30名が参加しました

春日部工場内の会議室に全員集合 |
パルシステムは3月12日(金)、埼玉県春日部市の丸和油脂株式会社春日部工場において「工場現地での公開確認会」を開催し、監査人を含む組合員、役職員30名が参加しました。
「工場の公開確認会」は、パルシステム連合会が製造委託工場の品質管理向上と評価を進めることを目的に実施しています。今年度は、9月に山屋食品(製造商品「トマトケチャップ」「中濃ソース」など)と私市醸造(「純米酢」「食酢」など)にて開催しました。
今回は、丸和油脂の春日部工場(「マヨネーズはこれ!」「毎日のマーガリン」)のほか、長野県下諏訪町に工場のあるひかり味噌株式会社(国産大豆のみそ)も同工場へ招き、2つのメーカーについて確認を行いました。
■丸和油脂春日部工場を見学
参加者はまず2グループに編成され、工場を見学しました。屋外は全員で見学しましたが、工場内ではそれぞれグループごとに説明を受けました。
原料の受け入れ(計量)から製造前処理、製造、充てん、包装までの流れと製造時に使用した排水の処理などを見学しました。
■監査人報告とメーカーの取り組み報告の後、質疑応答を実施 見学後、事前に行なわれた監査人による確認会の様子が監査事務局より報告され、監査所見を監査人が報告しました。メーカーの取り組み報告を経て質疑応答をもって終了する手順で公開確認会は進みました。
監査人の所見は「両社とも管理状態は良好で、商品の品質や環境に対する企業姿勢が評価できるというものでした。ただ、原料検査を自社でも行えないでしょうか」などの要望が出されました。会場での質疑応答ではたくさんの質問が出され、味噌の保存方法の表示などについて要望が出されました。
最後に商品活動委員会委員長のパルシステム東京吉森弘子理事長から感謝状が贈呈されました。

見学の様子 |

メーカーからの報告 |

感謝状が贈呈されました |
【資料】
工場の公開確認会とは

消費者である生協組合員がパルシステム商品の工場を訪れ、商品が基準どおりに作られているか透明性を持って組合員に公表し、製造者と一緒になって食の安全を確認するシステムです。
2003年度に開始し、工場の製造管理の記録や衛生管理の取り組みについて点検確認しています。
2005年には「TASIQA(たしか)システム」(パルシステム品質保証認定制度)を制定し、同システムに基づいた工場の公開確認活動を推進。5年間で開催した公開確認会は、2007年度の6工場を含め合計28工場となりました。牛乳、精米、肉加工工場など、対象工場は多岐にわたります。製造工場と消費者組合員の信頼関係の強化と、それに基づくパルシステムならではの商品利用の拡大定着、また商品事故の削減をめざします。
また、公開確認会の結果は、年に1〜2回開催する「工場の公開確認報告会」で報告しています。工場の責任者・組合員・生協職員が参加し、消費者である組合員が製造工場での品質管理の取組みや改善努力を知り製造者との相互理解と信頼を深める場となっています。
※TASIQAシステムとは
Trial(試み)Authorization(認証)for Safety(安全)Improvement(改善)and Quality(品質)Assurance(保障)system(制度)の略。パルシステム独自の品質保証制度。
パルシステムの品質保証
第7回「工場の公開確認報告会」を開催しました(2009年3月27日パルシステムニュース)
監査人とともに、2メーカーの工場で「工場現地での公開確認会」を開催しました(2009年9月24日パルシステムニュース)
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