資源が循環する
社会をつくる
大量の廃棄物を生み出し、地球環境に負荷をかけてきた大量生産・大量消費。パルシステムは循環型社会の実現に向け、資源の循環に取り組み、廃棄物の削減をめざしています。
ごみは、正しく回収すれば資源として生まれ変わります。そして、循環型社会の実現には、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の考え方が不可欠です。パルシステムは組合員の理解と協力のもと、「配送」と「回収」という生協ならではの仕組みを生かし、長年3Rに注力してきました。
家庭から出るごみのおよそ60%が容器包装によるごみといわれています。パルシステムでは、容器包装のサイズダウンやトレー無しによるプラスチック使用量の削減、カタログや注文用紙など紙使用量の削減を進めています。
カタログやチラシなど
削減目標20%[1]
容器包装
削減目標25%[2]
パルシステムでは、日常的によく使う商品を中心に「リユースびん」を採用。回収したびんを専用の洗びん施設で洗浄し、再び中身を詰めてお届けしています。
回収率66.7%[3] 回収目標80%[4]
パルシステムでは多くの資源を回収し、再生原料に変え、新たな製品を生み出す循環の仕組みを作っています。組合員の家庭で回収された資源は埼玉県の杉戸リサイクルセンターに集められ、リサイクル品目別に工場へ運び、再生・再利用されます。
回収率61.5%[5]
毎日およそ1.9トン回収される紙パック類。回収後は古紙原料となり、ティシュ・トイレットペーパーなどの紙商品へ。
回収率73.4%[5]
パルプモウルド製のたまごパックや「お料理セット」の紙製トレーは、回収後、ほかの古紙とともに溶かし、同製品に再成形。
Topic
パルシステムのリサイクル活動は、約30年前に牛乳パックから始まりました。その発端となったのは山梨県。パルシステム山梨 長野の前身生協のひとつ、山梨県郡内労働者生協が地元団体とともに牛乳パックの回収運動を開始。生協の参画で、回収量も増え、運動が着実に全国へと広がっていきました。