
まっすぐな食べ物を まっすぐに届ける
#安心はおいしい #遺伝子組換えにNO






毎日の食卓に
本当に安心できるものを
選ぶことができるように。
「遺伝子組換えにNO」の約束を
守り続けられるのは
つくる人、食べる人の
まっすぐな思いがあるからです。




小さな島との大きな絆
菜種でつながる物語
#オーストラリア・カンガルー島
#貴重な菜種

油の原料である菜種は、日本では99%以上が輸入品です。主な輸入先のカナダとオーストラリアで広く行われている「遺伝子組換え栽培」は、将来にわたっての安全性がまだ確かめられていません。
非遺伝子組換え原料を求め、菜種油メーカーの平田産業(有)とパルシステムが2001年に訪れたのが、南オーストラリア州のカンガルー島でした。
まずは島の生産者に、「産直」を知ってもらうことから。苦労がありながらも交渉を続け、試験導入を経て2011年に国際産直提携を結びました。以来、交流を積み重ね続けています。

その産直の取り組みは、今では南オーストラリア州政府にも認められるものに。カンガルー島における遺伝子組換え作物の栽培禁止が継続するよう、組合員とともに毎年働きかけを行っています。
2019年の年末にカンガルー島で起きた大規模な森林火災の際には、組合員から多くの支援金が集まりました。こうした支え合いが実現できるのも、強い関係性があるからこそです。
世界的に、非遺伝子組換え原料の確保は年々むずかしい状況に。そんななかで、どんな油を「選ぶ」かが、産地とのつながりをいっそう強め、未来の食卓を形づくっていきます。


めいっぱいの安心を
お豆腐に込めて
#知ってる?「表示」のこと
#大切に食べたいお豆腐

パルシステムと共生食品(株)は、1980年代から、いっしょに豆腐作りを続けてきました。消泡剤という食品添加物を使わず、にがりのみで固め、原料の大豆は100%国産。その信念は当時から変わらず、2012年にはさらに一歩踏み込んで、「産直大豆」に限定しました。
日本では、大豆の9割以上を輸入に頼っています。海外では遺伝子組換え作物の栽培が広がるなか、食べる側にとって、安心の道しるべのひとつとなるのが「遺伝子組換えでない」の表示です。
しかし2023年の法改正で、商品に「遺伝子組換えでない」と表示するためには、より厳格な証明が必要に。「組合員が安心できる食べ物を選べるように」と、パルシステムと共生食品はその高いハードルを、ともに乗り越える決断をしました。

産地の協力、共生食品の製造時の管理、パルシステムが責任を持って行う「遺伝子組換えでない」という証明の取得⋯⋯。今の表示は、三者の連携があってこそ実現できたものです。
産直大豆は、北は北海道から南は九州まで、全国各地で育てられています。共生食品では、毎年できる限り各産地に足を運び、生育状況の確認はもちろん、「顔を見て話す」こと自体もとても大切にしています。
安心は、つくる人の「届けたい」、食べる人の「届けてほしい」という強い思いがあるからこそ守られていきます。「産直」はこれからも、その強い思いをつないでいきます。


酪農と畑作業の二刀流で
「一番うまい」牛乳を
#JA新いわて(岩手県)
#とうもろこしや牧草を自給

家畜が食べる飼料には、遺伝子組換えの作物が使われることがあります。そして、その飼料で飼育された家畜の肉や牛乳は、私たちが口にするもの。現状、飼料に使われるとうもろこしや大豆は、多くを輸入に頼っています。
飼料をすべて非遺伝子組換えにするための管理は、生産地にとって、とてつもない労力がかかること。それでも妥協のない生産を続ける産地が、岩手県の北部・一戸町の奥中山高原にあります。
戦後、開拓により酪農産地となった奥中山高原。しかし、ピークを過ぎ酪農家の数は減少していきます。「ここにしかない価値を」と、ひと握りの生産者たちで取り組み始めたのが、非遺伝子組換え飼料を使った生乳づくりでした。

とうもろこしや牧草などの粗飼料の約7割を自給し、できるだけ輸入飼料に頼らない酪農を実践。濃厚飼料に使用する大麦、大豆なども、非遺伝子組換えの作物にこだわっています。
もちろんコストはかかり、遺伝子組換え作物が飼料に混入しないよう、適切な管理も必要です。それでも、「安心できて一番うまい」といえる牛乳を届けるために、産地では手間を惜しみません。
しかし、そのコストや労力、近年の酪農業の厳しい状況から、後継者の減少という大きな課題も。産地を知ること、飲み続けることが、価値ある牛乳を守っていくことにつながります。
※『いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳』は、製造上の都合によりしばらくの間休止します。

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『いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳』挑戦と未来の物語
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