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パルシステムの食育
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食べることは生きることの基本。家族や仲間と「おいしいね」と食卓を囲む、土や作物に触れる、食べ物の命を感じる、自然や作り手の存在を知る、といったたくさんの食体験が豊かな五感の源となり、他者への思いやりや感謝の心を育むのだと、パルシステムは考えます。パルシステムの食育がめざすのは、食を通して“6つの「生きる力」”を身につけること。今年もパルシステムは、からだもこころも元気にする食体験を積極的に提案していきます。
6つの「生きる力」とは(パルシステムの食育へ)
NPO法人「みんなの食育」が主催する食育の情報受発信スペース「みんなの食育ステーションin大井町」が2005年1月23日にオープンしました。
(新しいウィンドウで開きます)
カタログ・マイキッチン、2005年1月1回「おいしい記憶のタネをまこう!」のコーナーでは、「食育って何だろう?」と食育を問い直し、毎回の4テーマを少し掘り下げてみました。
「食」は、生きていくうえで根っこにあること。『マイキッチン』では、
「食べ物はさまざまな人の手によって作られ」「いろいろな形や味があり」
「みんなで作って食べると楽しい」を、子どものときこそ実感してほしいと考えています。
そんな視点からスタートしたのが、「おいしい記憶のタネをまこう!」。
「食べ物」や「食べること」について四つのテーマに沿って取り上げ、組合員のみなさんからも、さまざまなエピソードや共感の声などがたくさん寄せられています。
さて、あなたなら、どんなことから始めますか?
日ごろ、切り身の魚やパック入りの肉などを見慣れていると、「いのち」を実感するのはむずかしいもの。また、食の生産現場と食卓との距離が遠くなっている今、「作り手」や「作る仕事」が見えにくくなっています。けれど、たとえばおいしいお米を食べるためには、田んぼを守り、稲や土の力をきちんと引き出す「人の仕事」が欠かせません。
さらにその食べ物がなぜ、そこで作られるようになったり食べられるようになったのか、その背景や地域の文化を知ることが、食への興味をふくらませる第一歩になります。
今はお金を出せば、何でも手に入る時代。けれど、時間をかけて、あえて手作りをすることって、とても大切なこと。料理を作ることは、味覚、視覚、嗅覚、触覚、聴覚と、五感をフル活動させる楽しい時間です。おとなにとっても同じ。
ときどきでいいから、親子いっしょにゆったりとした気分で料理すると、「作ること」「食べること」が楽しくなる予感がしませんか。
畑で熟したトマトの甘酸っぱさ、秋に旬を迎えるさつまいものホクホク感、冬のほうれん草の甘み……。素材そのものがもつ微妙な味わいや風味、食感を感じとる力は、幼い頃から自然の食べ物をたくさん口にすることで培われるもの。それらの野菜が、どんなふうに生長し、どんな特徴があるのか。食べ物のもつ「力」を知ったら、次は好みの食べ方を見つけ出しましょう。
「いただきます」と箸をつける前に、自然の恵みに対して、また作ってくれた人に対して、いつでも感謝の気持ちをもちたいもの。
もちろん、「食」のマナーも大切。自分ばかりでなく、周囲の人も心地よくします。それは、おもいやりの気持ちにもつながります。
パルシステムは単に食材を提供するためだけの生協ではありません。とくに1月のカタログ表紙では「パルシステムの本物主義」と題し、食材の裏にある自然、地域の暮らし、作り手の思い、食と暮らしとの関係など、食べ方や暮らし方まで含めた問題提起を行っています。今年のテーマは“「おいしい」「うれしい」が明日を動かす”。一人ひとりの毎日が充実すれば社会は変わる。そこにパルシステムが貢献できれば、との思いを込めました。
組合員の皆さんには、実際に体験し、実感して欲しい。そう考え、各会員生協が食にまつわるあれこれを体験できるイベントを開催します。料理や作物の収穫から食についての講演まで。ぜひご参加ください。
食育イベント情報ページへ
パルシステムがすすめる食育実践を1冊にまとめました。うどん作り、みそ作り、こんにゃく作り……。子どもといっしょに「作って」「食べる」ことで、食の大切さを理解してもらえたら…そんな思いが込められています。
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次回の販売は未定です。
購入を希望される方は、センターまでお問い合わせください。
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