ごはんづくりのNEW問答No.38
「主婦歴10数年。レシピサイトなども見ていますが、料理のレパートリーがマンネリ化しています。食材や手順が少ない、作るのが楽な料理だけで、レパートリーを増やす方法はありますか?」(Yさん 30代)
入れ替えの発想で、基本のレシピを無限アレンジ!
今回の回答者
料理人・文筆家 稲田俊輔さん
食材チェンジで
レパートリーは無限に
どんな料理であっても、基本のレシピを出発点に、いくらでもレパートリーを増やしていくことが可能です。
例えば回鍋肉。豚肉とキャベツの味噌炒めですね。これはキャベツを白菜に入れ替えることもできます。ブロッコリーもOKです。ポイントは元のレシピと同重量で置き換えることです。
これはアリ? これはナシ? と、あまり悩む必要はありません。結局のところ何に置き換えても「みんな違ってみんないい」という結果になるはずだからです。だから素直に、その時食べたい野菜を使えば良いのです。
火の通りにくい野菜を使う時だけは、下ゆでするか、もしくは少量の水を加えて蓋をして「蒸し炒め」がおすすめです。
野菜ではなく肉の方を入れ替えることだってできます。鶏肉でもいい、ということです。「鶏肉とブロッコリーの味噌炒め」なら、もはや回鍋肉ではなく別の料理。こうやって新しいレパートリーが生まれます。
味噌を醤油に入れ替えてもいい
味付けを入れ替えることだってできます。もう一度回鍋肉に戻って、味噌を醤油に入れ替えてみましょう。
味噌の量が大さじ2、つまり36gだったら、味噌の塩分は醤油の約70%程度なので、入れ替える醤油の量は約25g。醤油とオイスターソースを半々で使いたければ、オイスターソースの瓶の裏を見れば塩分量が書いてありますから、同じように計算すれば良いのです。
少し難しく思えるかもしれませんが、要するに元のレシピとだいたい同じくらいのしょっぱさになるように調整すればいい、という話です。だから量は感覚でもいいのですが、グラムを計って計算すると、より簡単・確実になります。普段からデジタルスケールでの計量に慣れておけば、こういうことがとてもスムーズに行えます。
質問者さんのレパートリーの中に回鍋肉があるかどうかはわかりませんが、とにかく今のレパートリーを、それが煮物であっても炒め物であっても、どんどん材料や味付けを入れ替えて作ってみてください。可能性は無限です。
回鍋肉入れ替えアレンジ、
豚肉となすの味噌炒め
これはほぼ回鍋肉そのままのレシピから、キャベツをなすに入れ替えたもの。そしてタレからはニンニクなどの香味野菜を全て抜き、代わりに仕上げにたっぷりの刻み大葉をトッピングしました。こんなのも効果的な「入れ替え」です。