パルシステムごはん部

ごはんづくりのNEW問答No.12

2024.7.31

「夏のトマトやズッキーニなど、旬の野菜はついつい注文したくなります。でも、暑くてキッチンに立ちたくないからまた明日、その次の日もまた明日、なんて思っているうちにだめにしてしまいます。」(Yさん 40代)

A -anser-

夏はラクチン野菜たちがそろい踏み

今回の回答者
料理家 田内しょうこさん

皮むき要らず&加熱も最小限でOK

暑い夏が来ましたね。ただでさえ暑いのに、キッチンはさらに暑い! なかなかやる気になれずに野菜を持て余してしまった、という状況もよくよく理解できます。

野菜をだめにすると落ち込みますよね。わたしは個人的には、寒い季節の葉物野菜や、皮が面倒な里芋が苦手です。寒いのに冷たい水で洗うのか……と、かなりやる気が削がれます。

でも、夏の暑さの中で野菜にさわるのは大好き! 夏野菜は一年の野菜のなかでも、とびきり扱いやすいんです。

まず、夏野菜は皮をむかなくてよいものがほとんど。へたや種を取るだけなので、秋冬野菜に比べると圧倒的に手間いらず。そもそも生で食べられるものも多く、加熱も最小限でOKです。

焼きびたしと
レンチン煮込みでのりきれる

加熱も簡単。なすでもズッキーニでも焼くだけでおいしく、それを焼きびたしにするのも楽しみな夏の味です。

ラタトゥイユやカレーなど煮込みもおいしい! 暑いときには煮込みだって電子レンジで作ってしまいます。

あっという間にしゅーっと小さくなってしまうので、食べ盛りの男子がいるわが家では、なすやピーマンも1袋すぐに食べ切ってしまい、作り置きにもならずさびしいくらいです(笑)。

この煮込みをアレンジするのも、わが家の夏の定番。鶏もも肉を入れたり、酢でコクを出したり、とうもろこしで食感を加えたり、『便利つゆ』と合わせてそうめんのつけダレにも。煮汁がおいしいので、パスタやごはんにのせるのもおすすめです。

夏野菜は、シンプルに焼いて『便利つゆ』に浸けるか、オリーブオイルをかけて煮るか。その2つで夏はおいしくのりきれますよ!

夏野菜と鶏肉のラタトゥイユ風

へたを落として適当な大きさに切ったなす、ズッキーニ、ピーマン、トマトなど夏野菜と塩・こしょうした鶏肉に、オリーブオイルをまわしかけてラップをし、電子レンジでチン。しばらく寝かせておけばでき上がり。

今回の回答者
料理家
田内しょうこ(たうち・しょうこ)さん

働きながらふたりの子どもを育てた自身の経験を生かし、「シンプルでおいしい時短ごはん」を提案。レシピ開発やセミナー、料理教室など、幅広く活躍中。

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