パルシステムごはん部

ごはんづくりのNEW問答No.02

2023.09.25

「時間がないので冷凍食品をよく使っていますが、どうしてもフライやお肉系が多くなり、子どもの食生活が偏ってしまっているように感じます。小さい子の対応をしながら副菜を作ったり、土日に常備菜を作る体力・気力もなく、『これでいいのかな』とモヤモヤする日々です。 」(Kさん 30代)

A -anser-

「副菜」「常備菜」と
気負わなくても大丈夫。

今回の回答者
料理家 田内しょうこさん

当時3歳の娘が
たくさん食べたのは…

私にも仕事と料理が辛くて、もう全部やめちゃいたいと泣いた日がありました。冷凍食品を使っても、毎日頑張ってごはんを作っているのは本当にえらいと思います。それだけでも十分ですよ!

仕事もやめてしまおうかと思うほど煮詰まっていたころ「毎日のごはんは、このくらいでいいのか!」と救われるきっかけになったのは「きゅうりの塩もみ」でした。

ずっと作りたてのごはんにこだわっていたのですが、ある日、薄切りきゅうりに軽く塩をしたものが余って冷蔵庫に入っていたのです。

魚を焼いてみそ汁を作り、もう時間がないやとそのきゅうりにしらすを混ぜて出したところ、当時3歳だった娘が喜んでたくさん食べたのです。

なんだ、副菜ってこんなものでいいんだ、と目からウロコが落ちた瞬間でした。

野菜を出せたら心は平安。

スライサーがあればきゅうりの薄切りなんて、ものの1分。子どもの様子を見ながらノールックでも切ることができます。それを塩で軽くもんで冷蔵庫に入れておけば、次の日はそれを出してしらすを加えて1分で副菜のできあがり。

常備菜だと食べ飽きるし、一から副菜を作ろうと思うとものすごーく大変です。

「塩もみ野菜か、ゆで野菜を1つ用意して、それに何かを混ぜて出す」というところから取り組んでみれば、もう一品を作るハードルがぐんと下がりますし、野菜はちゃんととれているから大丈夫、と心の平安を得ることもできます。

塩もみ野菜の三段活用

・しらすやツナを加えるだけ
・カニかまやわかめを加え、ポン酢をかけて酢のものに
・少し時間があったら、炒り卵やゆでじゃがを加えてサラダに
これで、少しずつ違う味のおかずを日々作ることができます。ゆで野菜(レンジでもOK)も同様。キャベツ2〜3枚をレンチン→細切り→おかかしょうゆであえる、で即一品!

今回の回答者
料理家 田内しょうこさん

働きながらふたりの子どもを育てた自身の経験を生かし、「シンプルでおいしい時短ごはん」を提案。レシピ開発やセミナー、料理教室など、幅広く活躍中。

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