プラスチック削減の
取り組み

プラスチックごみの投棄による環境汚染の広がりや、焼却によるCO2の放出などがいま、世界的な課題となっています。パルシステムでは、プラスチックごみの削減と資源循環型社会の構築をめざし、環境負荷の少ない商品の開発やリユース・リサイクルの取り組みを進めています。

商品の容器包装での取り組み

パルシステムでは、「配送と回収」という生協ならではの仕組みも生かしながら、長年にわたり3R(リデュース・容器包装の簡素化、リユース・再使用、リサイクル・再生利用)を通じた環境負荷の低減に取り組んできました。
2017年から2019年までの3か年では、新たに「プラスチック排出総量削減」の目標を掲げ、「できるところから連携し、一歩ずつ」の積み重ねを大切に、2019年度時点での排出総量※を2016年度と同じ水準にとどめることに取り組みました。(青果を除く食品と紙類・石けん類のPB商品の値。ただし環境負荷の少ない材質に切り替えた量と回収した量を除いています。)
メーカーや取引先と協力しながら3年間で232商品のパッケージを改良することができました。

包装のサイズを見直し、軽量化

・容器包装サイズの見直し
・トレーや留め具の廃止
・プラスチック以外の材質への変更
など、耐久性や品質の保持を検証しながら進めています。

しめさば(国内産)
『しめさば(国内産)』 包装あたりのプラスチック重量10gのうち30%の削減を実現し、年間で約1.1トンのプラスチックを削減しました。

包装袋に再生原料などを使用

軽量化が困難なプラスチック包材についても、再生原料など、
より環境負荷を低減できる材質への切り替えを進めています。

直火炒めチャーハン(産直米)
『直火炒めチャーハン(産直米)』 内袋のプラスチック重量6.4gのうち28.1%を再生PET※へと転換させることで、年間で約3.1トンの再生原料に切り替えました。 ※使用済みプラスチックを原料とした再生プラスチックです。
産直大豆の厚あげ
『産直大豆の厚あげ』 新品のプラスチックを使用したシートの間に、再生プラスチックで作ったシートを挟んだ3層構造のトレーに切り替え。輸送を含めた使用に耐えうる強度を保ちながら、年間で約4.7トンの再生原料に切り替えました。

リサイクル回収強化

パルシステムは商品供給に用いるプラスチックのうち
下記の回収をおこなっています。
組合員への呼びかけを通して、さらなる回収率の向上をめざします。
・米袋
・「お料理セット」のトレー
・カタログ・商品のまとめ袋
・ペットボトル(『富士の天然水』)
※ペットボトルはパルシステム東京では取り扱っていません。

米袋、ペットボトル、「お料理セット」のトレー

連携で、さらなる進化をめざす
「プラスチック削減プロジェクト」

パルシステム単独ではなし得ることのできないプラスチック削減の取り組み。
お取引先各社ご参加のもと発足した「プラスチック削減プロジェクト」では、事例研究やノウハウの共有により、取り組みの一層の推進を日々めざしています。

「プラスチック削減プロジェクト」設立会議の様子はこちら→

組合員と一緒に取り組む
プラスチック・リサイクル!

お届け商品を種類ごとにまとめているプラスチック袋「まとめ袋」は回収してリサイクルしています。
取り組みの様子はこちらから

プラ・リサイクル大作戦→