■木とともに生きる「木育」の活動

森林産直の取り組みについて報告 |
木育サミットは、木に親しみ、木を活かし、木とともに生きていく「木育」の活動を広めるために、昨年から開催されています。1月27日(火)、東京・新宿区の新宿文化センターにて「第2回木育サミット 2015」が催され、企業と地域の木育コラボレーションを推進している企業や団体、行政が集い、それぞれの活動を紹介しました。
当会の山本伸司理事長は「『暮らし』の場を木育化する」というトークセッションに登壇し、パルシステムの森林・林業方針や「森の産直」の取り組みについて説明しました。同セッションには、ほかに蒲ヌ品計画、三菱地所レジデンス鰍謔闔Q加がありました。
■パルシステムの自然環境へのこだわり

さまざまな企業、団体、行政関係者が参加 |
山本理事長は、2015年1月にウッドスタート宣言したことを報告し「職員だけでなく、組合員が木育にかかわれる場を作っていくのが私たちの仕事です」と述べました。また、2012年に制定した森林・林業方針にもとづき「これまでに培った食べものの産直の経験を活かして、森の産直に挑み、自然環境にこだわるパルシステムをより進化させていきます」と今後を展望しました。
●ウッドスタートとは
東京おもちゃ美術館が推進している「木育」行動プランで、ウッドスタート宣言した企業・団体は、オフィスの内装木質化や職員・家族への記念品のプレゼントなど、木を使う取り組みを具体的に実施します。また、認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が橋渡しとなり、各宣言企業・団体と地域材の利活用を進める自治体との連携も進めています。
●パルシステムの「森林・林業方針」
パルシステム連合会では2012年、日本の森林資源の保全と持続可能な森づくりに貢献していくことなどを目的に「森林・林業方針」を制定しました。これに基づき、2014年に山梨県の南都留森林組合、島根県高津川流域で活動する6団体とそれぞれ産直協定を締結しました。
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