■木を身近に、豊かな子育てを応援

国産材の普及に取り組みます |
パルシステムグループは2015年1月5日(月)、東京・新宿区の東新宿本部にて「ウッドスタート宣言」の署名式を行いました。
「ウッドスタート宣言」は、東京おもちゃ美術館(認定NPO法人日本グッド・トイ委員会)が呼びかける活動で、木材を身近に触れる機会を提供し、豊かな子育て環境を応援するものです。国産木材の消費を増やし、日本の森林資源の保全と循環型社会の構築を目指します。
パルシステム連合会は、ウッドスタート宣言の趣旨に賛同し、国産木材を使用した商品の開発、供給だけでなく、森の産直を学ぶ研修や、出産した職員への木製おもちゃプレゼントなどを通じ、国産木材の利用推進に取り組みます。
■日本の林業活性化の追い風に
式典では、山本伸司・当会理事長が宣言文を読み上げた後、多田千尋・東京おもちゃ美術館長と連名で署名を取り交わしました。国土の3分の2が森林に覆われている日本にあって、木材の自給率が30%を切り森林荒廃が進んでいる現状を指摘し、その改善と循環型社会の構築を目指していくことを誓いました。

子どもたちの笑顔が式を一層和やかに |
多田館長は「世界で第3位の森林大国にふさわしい、くらしのなかに木を取り入れるライフスタイルをともに広げ、多くのみなさんの心に栄養を与えましょう」と、当会との連携を期待しました。また昨年、産直提携した山梨県南都留森林組合の小林卓也参事からは「言うは易し、行なうは難しではありますが、今日の宣言は国内林業界を活性化する追い風と確信しています」と祝辞が述べられました。
式の最後には、PB商品の「どっちかな積み木 2段」がデザイナーである宮崎剛氏から紹介され、今年度子どもが生まれた職員の代表へお祝いとして贈られました。なお調印した宣言書を入れた額縁とプレゼントしたおもちゃは、いずれも南都留森林組合の管轄内で伐った間伐材(ひのき・杉)で作られています。
1月27日(火)には東京・新宿文化センターで「ウッドスタートで地域と企業がつながる」をテーマに木育サミットが開催され、当会山本理事長も登壇し、くらしの場を木育化するための展望を語ります。
●パルシステムの「森林・林業方針」

くらしのなかに木を、心に栄養を |
パルシステム連合会では2012年、日本の森林資源の保全と持続可能な森づくりに貢献していくことなどを目的に「森林・林業方針」を制定しました。これに基づき、2014年に山梨県の南都留森林組合、島根県高津川流域で活動する6団体とそれぞれ産直協定を締結しました。
【関連サイト】
「森の産直」から生まれた積み木が好評販売中!(2014年7月16日)
東京おもちゃ美術館多田館長を招き学習会を開催(2014年9月29日)
木育サミット2015
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