●混乱のなか被災・支援情報を共有

組合員ボランティアによる「おにぎり作り」 |
先遣隊は、3月15日(火)に東京を出発。仙台市のみやぎ生協を経由してその日の深夜に岩手県に到着しました。
翌日の3月16日(水)は、滝沢村にあるいわて生協本部に設置した災害対策本部にて災害対策会議に参加しました。当時確認できなかった職員の安否確認や、宮古・釜石センターの被災状況、組合員さんによる「おにぎり作り」、宮古市内4店舗の状況、減資申し込み対応、お見舞い広告、職員の家族の安否確認、ガソリンの入手状況など、混乱の中で情報共有が行われました。
●職員が休憩室で避難しているところも
その後、現地職員とともに三陸側の宮古市(4店舗、宮古支所〈パルシステムにおける配送センター〉、学校生協など)と山田町を視察しました。盛岡から宮古市までは片道で100kmあり、ガソリン不足の車では三陸側に行くことが困難です。
宮古支所では、被災した職員が支部の休憩室に布団を持ち込んで避難していました。この情報は対策本部に届いておらず、今回の現地視察によって情報提供することができました。対策会議では視察概要を報告し、全店舗が開店できることを確認しました。
●2支所は使用不能、商品の盗難被害も

釜石市役所前 |
3月17日(木)は、岩手県南部の釜石市(釜石支所)、大船渡市(けせん支所)、陸前高田市を視察しました。ここの2支所は被災のため使用できなくなっていました。釜石支所では二次災害の盗難被害があったようで、急場で立ち入り禁止の張り紙とロープでの制限を行ってきました。また、組合員が米と水を求めて来訪していました。
●県北部では復興のエネルギーを感じました
3月18日(金)、県北部の野田村、久慈市(久慈支所)、二戸市(二戸支所)を視察しました。県北部も海岸線は被災しており、前日同様に片づけが進んでいない状況でした。県南部よりは家屋の倒壊は少ないように感じましたが、高齢化が進んでいて、企業の進出が無く人手が足りていないという印象でした。県北部の2センターは被災が少なく、職員に元気があり、早く復興に力を発揮したいというエネルギーを感じました。

釜石支所の倉庫 |

釜石支所事務所内 |

大船渡市の様子 |

けせん支所前では流された車の山が
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