■「食」と「農」の大切さを伝えました

ブースで取り組みを紹介 |
パルシステム連合会は、12月9日(木)から11日(土)の3日間、東京ビッグサイト(江東区有明)にて開催された「エコプロダクツ2010」に出展しました。
「エコプロダクツ」は、1999年に始まった国内最大級の環境イベントです。企業、政府・自治体、NPO・NGO、教育機関など様々な団体が参加し、環境問題解決の新しい取り組みと実例を紹介することで交流し、社会的ムーブメントを生み出す機会として活用しています。全体の来場者数は3日間で約18万人を超えました。
パルシステムは、産直豚肉をテーマに食料自給率の問題から自給率を向上させる取り組みの一環として、耕作放棄地や休耕田で栽培したお米で育てた豚肉「日本のこめ豚」をはじめ耕作と畜産が互いに持つ資源を有効活用した「耕畜連携」による「資源循環型農業」の取り組みをパネルで紹介しました。
「耕畜連携」では、耕作されてない放置されている田んぼで飼料米を栽培し畜産飼料の自給率を高めることや、稲わらや家畜のふん尿などを発酵させたたい肥活用などに取り組んでいます。パルシステムブースは「耕畜連携よる資源循環型農業」を展示し、「食」と「農」の大切さを伝えました。来場者数は3日間で約1万千名以上の方が来場し、182名が新たな組合員として加入しました。
■「日本のこめ豚」を食べて飼料自給率を上げよう!

日本の食料自給率について学びました |
展示内容は「100万人の食づくり」運動をメインテーマに、日本の食料自給率」や「耕畜連携」、「資源循環型農業」の取り組みを紹介しました。
同時にブース内では、各コーナーに設置したクイズに正解すればスタンプを押してもらえるスタンプラリーを実施しました。正解者は、パルシステムで人気の「日本のこめ豚」を試食しました。
「日本の食料自給率コーナー」は、日本がどれだけ外国産に頼っているか、また昔と現在の朝食を比較しながら現在の日本の食料自給率について紹介しました。来場者からは「今の日本の食べ物が60%も海外に頼っているのを初めて知りました」などの感想が寄せられました。
「飼料米の取り組みコーナー」は、飼料米の栽培の取り組みや「日本のこめ豚」について紹介しました。米生産者と畜産生産者を支え、飼料米の取り組みを続けていくには“食べる人”の理解が必要です。「日本のこめ豚」を食べることで飼料自給率が向上することや田んぼの生物多様性が保たれることの大切さを伝えました。
「資源循環型農業コーナー」は、化学合成農薬・化学肥料を削減し負担を与えない栽培に取り組む商品を展示しました。また放置された里山や森林を昔ながらの姿によみがえらせる運動「森林・里山再生プロジェクト」などの取り組みも紹介しました。

こんせんくんも登場 |
「エコ宣言コーナー」は、身近なことからできる5つのエコ宣言から1つ選んでもらい、環境に対する意識を高めるブースです。宣言内容は、A「国産品を選ぶ」、B「生きものを探してみる」、C「農業体験をする」、D「今日、知ったことを伝える」、E「パルシステムを利用する」の5つです。
もっとも多かった宣言は、A「国産品を選ぶ」で来場者の46%が宣言しました。その次に多かった宣言は、D「今日、知ったことを伝える」で来場者の23%が宣言しました。
来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
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