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掲載日:2010年8月3日

「スリランカ森林再生プロジェクト活動支援カンパ」進ちょく報告
目標額までもう少し!ご支援をお願いします
パルシステムでは利用ポイントの交換のひとつとして、2008年からスリランカ森林再生プロジェクトの活動支援カンパに取り組んでいます。組合員のみなさんから寄せられたカンパは合計で865万8600円となりました。目標額まであと少しです。いっそうのご支援をお願いします。

■プロジェクト進捗報告が届きました

   「森林再生プロジェクト」は、パルシステムが、世界各国で活動している国際NGOプラン・ジャパンと提携し、パルシステム独自の国際支援活動としてスリランカで環境教育・森林再生を目指して取り組んでいるプロジェクトです。

 今年5回のポイント交換で、合計206万8800円(2月:84万4600円、3月:1万1700円、4月:71万8200円、5月:7700円、6月:48万6600円)のカンパが寄せられました。ご協力ありがとうございました。

 当初3年間で1000万円を目標としご協力いただきましたが、目標金額まであと約135万円となっています。そのため呼びかけ期間を11月まで延長し、目標の達成を目指します。引き続きご協力をお願い致します。

 お預かりしたカンパは、3カ年の計画の中で、分水地点管理、環境保護啓発活動、植林・森林管理、農業指導などさまざまな活動に使われています。


■「ポイント交換カンパ」は、8月2回企画で、お申し込みいただけます

 組合員のみなさまが商品の購入などでためたポイントを振り替えていただく「ご利用ポイント交換」の方法で、「スリランカ森林再生プロジェクト」の活動支援カンパに取り組みます。

 詳しくは、8月2回『パルシステム ポイントカタログ』(配布:7月26日〜7月30日 お申込受付:8月2〜6日)の裏表紙にてご案内いたします。同回の注文用紙、オンラインパルサービス、コープ電話注文センターにてお申し込みいただけます。


■スリランカ森林再生プロジェクト活動支援カンパ

【お申し込み企画回】

  8月2回 9月2回
注文用紙(OCR)  
オンラインパルサービス
(インターネット)
コープ電話注文センター
(電話・FAX)
 

申込番号 190993

1ポイントを1円と換算して、一口(=100ポイント)単位でのお申し込みとなります。



■プロジェクト進捗報告が届きました

 プラン・ジャパンより、スリランカ現地の近況報告が届きましたので、ご報告させていただきます。

2010年7月
スリランカ 森林再生プロジェクト 進捗報告(2010年4月-2010年5月)


降雨量の少なかった雨季とそれに続く乾季の影響で、1月以来この地域は水不足に見舞われていましたが、4月中旬頃から予期せぬ豪雨により、水不足の状態が解消されました。この大雨は、生育不良であった稲にとっては恵みの雨となりましたが、一方で、収穫目前であった稲には被害をもたらしました。この時期に稲の収穫を予定していた農家は、被害を受けた稲の埋め合わせをすべく、二期作として新たな稲の作付けを開始しました。

プロジェクトは、作付けに忙しい地域の人々のスケジュールを調整して、害虫・病気対策に関するトレーニングと食物の栄養価についてのワークショップを引き続き行うとともに、新たに農場への視察活動などを行いました。


害虫・病気に対処するトレーニング

2月に引き続き、農作物の害虫や病気に関するトレーニングを、5月3日エタウェラゴレワ コミュニティで家庭菜園を行っている34人の住民(男性9人、女性25人)に対して行いました。講師は、アヌラダープラ地域自治体の農業担当官が務め、トレーニングは一方的な講義ではなく受講者参加型のより実践的な方法で行いました。参加者は、農作物の害虫被害を防ぐための適切な技術を身につけること、モデル農家としてふさわしい技術を学んで自信を深めることなどといったトレーニングの目的を実現すべく、実技のセッションなどでは積極的に意見を交換しあい、意欲的に学びました。


フェロモンを使ったしかけの使用方法を実演する講師。 このしかけを使うことでミバエの雄の個体数が減るため、受精される卵の数が減り、有害な成虫の増加を抑えることができます。

油脂が塗られた黄色いポリエチレン製の布を木枠に被せた害虫用のワナは、飛んできたハエなどを捕えることができます。トレーニングによって、農家の人々の間に、ハチ類などの益虫を増やすためには害虫の個体数を減らすことが重要だという理解が広がりました。



農場への視察活動

5月21日、パラナ・ハルミレワ コミュニティの農家の人々131人(男性77人、女性54人)が地域自治体の担当官とともに、パルウェヘラにある農場を視察しました。参加者は、参加者同士で経験を共有するとともに、持続可能な家庭菜園作りや、商業的な農業システムについて学び、苗の管理や養豚、淡水魚やエビの飼育管理に必要な技術と知識などを習得しました。また、土壌サンプルの検査を通じて、その土地にあった微量元素肥料のアドバイスを行いました。


フェロモンを使ったしかけの使用方法を実演する講師。 このしかけを使うことでミバエの雄の個体数が減るため、受精される卵の数が減り、有害な成虫の増加を抑えることができます。

農場担当者による採種栽培についての説明の様子。栽培する作物の選定から収穫、種の保管までの全プロセスが詳細に説明されました。




食物の栄養価に関するワークショップ

  • 新年を祝うお祭り
    カダワス・ランベワ コミュニティの協力のもと、4月20日に、カダワス・ランベワ コミュニティの子どもクラブが学校で新年のお祭りを行いました。このお祭りを自ら行うことで、子どもたちは活動を計画・実施する能力や、チームワーク・責任感・コミュニケーション能力などを高めました。
  • ヴェサック祭り
    5月の満月の日は、ヴェサック祭りと呼ばれ、仏陀の誕生、悟り、涅槃を祝います。ルヌペヒクチャワ、カダワス・ランベワ、パラナ・ハルミレワ、エタウェラゴレワ コミュニティの子どもクラブが集まって、信者に花を無料で配るなどの活動を行い、結束力を一層高めました。
  • 小学校におけるモデル庭園の維持管理
    エタカダ、マハディウルウェワ、パラナ・ハルミレワの3つのモデル学校のモデル庭園では、今年も数種類の作物を収穫しました。収穫後は、薬用や食用の緑葉野菜や山芋などを栽培するために、区画を整備しなおしています。現在、パンディガマ小学校も新たにモデル庭園の導入を希望しており、同校から提出された計画書を吟味しているところです。

もっと知りたいスリランカ(12)「スリランカの言葉」

スリランカでは、シンハラ語とタミル語が公用語です。人口の74%以上を占めるシンハラ人がシンハラ語、18%を占めるタミル人がタミル語を使用しています。どちらの言語も、文字が独特の形をしており、とてもよく似ています。街中で見かける看板は、シンハラ語とタミル語の両方で書かれていることが多いです。


シンハラ語文字

タミル語文字




【資料】

財団法人 日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)

プラン・ジャパンは、子どもとともに地域開発をすすめる国際NGOプラン(本部イギリス)の日本事務局として1983年に設立されました。宗教・政治に中立の立場をとり、現在17カ国で支援を募り、アジア・アフリカ・中南米の合計49の途上国において保健・医療、教育、住環境、生計、子どもの権利促進の5分野にわたる地域開発プロジェクトを展開。スリランカでは1981年から3つの地域で活動しています。




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