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掲載日:2010年7月20日

阻止ネット「『もんじゅ』運転再開と問題点学習会」
核燃料サイクルの問題点について学びました
パルシステム連合会が呼びかけ団体となっている「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」は7月14日(水)、東京・新宿区の飯田橋セントラルプラザにて「『もんじゅ』運転再開と問題点学習会」を開催しました。

■六ヶ所再処理工場の稼働中止を訴える阻止ネット

およそ70名が参加しました

 「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止するネットワーク」(阻止ネット)は、パルシステム連合会のほか、あいコープみやぎ、グリーンコープ共同体、生活クラブ事業連合の生協と、大地を守る会、日本消費者連盟が呼びかけ団体となり、活動しています。安全性と周辺環境へ与える影響の大きさから六ヶ所再処理工場の稼働の中止を呼びかけています。

 青森県にある「六ヶ所再処理工場」は、全国の原子力発電所で発生する使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す化学工場です。再処理されたプルトニウムはMOx燃料として全国の原子力発電所で使用される予定ですが、MOx燃料を生産するはずの六ヶ所再処理工場は本稼働を前にトラブルが続いており、稼働の延期が繰り返されています。


■運転再開後も相次ぐトラブル「潜在的欠陥も」

講演する原子力資料情報室伴共同代表

 こうしたなか今年5月、使用した燃料以上のプルトニウムが発生する高速増殖炉「もんじゅ」が14年半ぶりに運転を再開しました。阻止ネットでは今回、原子力資料情報室の伴英幸共同代表を招き、もんじゅと核燃料サイクルの問題点について学ぶ学習会を開催し、呼びかけ団体の役職員や関係者など約70名が参加しました。

 伴共同代表は核燃料サイクルの仕組みからもんじゅ建設の経緯について説明し、その上で(1)暴走事故起こりやすい(2)取り扱いの難しいナトリウムを使用している(3)配管などの構造が地震に弱い(4)核兵器級のプルトニウムを作り出す――の4点の危険性を挙げました。

 また、運転再開後も機器の故障や異常高温、検知器、検出器の誤作動が発生し、通報の遅れも相次いでいます。伴共同代表は「多くの問題を抱えたまま運転を再開したもんじゅには、まだ発生していない潜在的な欠陥が存在する可能性も否定できません。それに対し、大規模な事故が発生した場合の被害は甚大です」と語りました。

 その後の質疑応答では出席者からは「事故が発生した場合の被害状況はどうなると考えていますか」「敷地内に存在するとされる活断層の評価はどうなっていますか」など多くの質問が寄せられていました。





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