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掲載日:2010年7月7日

ハンガー・フリー・ワールド10周年記念シンポジウム
パルシステムの国際協力活動を紹介しました
パルシステム連合会が支援する「バングラデシュ有機農業センター開設・運営プロジェクト」の協力団体ハンガー・フリー・ワールドが6月24日(木)、東京・渋谷区のJICA地球ひろばにてシンポジウムを開催しました。パルシステム連合会もパネラーとして国際協力活動の内容を紹介しました。

■バングラデシュの有機農業普及などに取り組んでいます

シンポジウム会場の様子

 パルシステム連合会とハンガー・フリー・ワールドは、ポイントカンパを活用してバングラデシュに有機農業の研修センターを開設する「バングラデシュ有機農業センター開設・運営プロジェクト」を進めています。経済的理由から農薬や化学肥料を購入できない生産者に有機農業を広め、健康維持と経済的自立を支援しようというプロジェクトです。

 組合員のみなさまへ呼びかけたポイントカンパは、2008年度から2年間実施し、合計719万6000円と、当初の目標としていた650万円を上回ることができました。寄せられたカンパは、有機農業センター開設と有機農業の普及、土地や作物、農家の人たちを元気にすること、また種など生産にかかる費用を減らし、農家の生活を助けるために役立てられています。

 そのほか、多くの会員生協で書き損じハガキを回収し、飢餓や貧困に直面する人々の自立支援に役立てる取り組みも進め、各地で報告会や交流会を実施しています。


■くらしのなかでできる国際協力活動を紹介

パネルディスカッションに参加するパルシステム千葉の永田理事

 シンポジウムは、ハンガー・フリー・ワールドがNPO法人化および日本に本部を置く国際協力NGOとして独立してから10周年を記念し、6月24日(木)、東京・渋谷区のJICA地球ひろばにて「『飢餓のない世界』へ―日本に暮らす私たちの責任と役割―」として開催されました。

 第1部では、バングラデシュ、ベナン両国の現地支部で活動するスタッフから現地の状況について報告されました。第2部は「飢餓のない世界に向けて、それぞれの責任と役割〜日本の食の視点から」と題しパネルディスカッションが行われ、パネラーとして永田悦子パルシステム千葉理事が参加しました。

 永田理事は「“くらし”の中から始まる国際協力・組合員と世界をつなぐ生協の役割」として、パルシステムが組合員とともに取り組む国際協力活動を紹介しました。バングラデシュ有機農業センター開設・運営プロジェクト、書き損じハガキ回収活動のほか、同じくポイントカンパを活用したスリランカ森林再生プロジェクト、災害緊急支援カンパなどを紹介しました。

 また、フィリピンやインドネシアなどとの国際産直の取り組みも紹介しました。組合員がバナナを購入することで現地の生産者の自立を支援していること、エビを自然に近い状態で養殖し環境負荷の少ない持続可能な漁業を支援していることなどにつながっていることを説明しました。

 永田理事は「カタログやインターネットなどで情報を提供し、商品を利用するといういつものくらしのなかで、気軽に国際協力をすることが可能になっています。近づき難いもの、高尚なものとせず、親しみやすくくらしに近い国際協力活動をめざしています」と述べました。


【関連リンク】

「バングラデシュ 有機農業センター開設・運営プロジェクト」 ポイントカンパに目標を上回る額が寄せられました(2010年4月5日掲載)

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド(HFW)

飢餓のない世界を創るため活動する国際協力NGO HFWは、日本に本部を置き、バングラデシュ、ベナン、ウガンダに支部があるほか、ブルキナファソ準支部、青少年組織ユース・エンディング・ハンガーのネットワークを含む5カ国で活動しています。開発途上国では、さまざまな分野で成果をもたらす開発事業を、世界中においては飢餓を自分自身の課題として考え、行動することを呼びかける啓発事業を実施しています。

ハンガー・フリー・ワールドの主な事業内容




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