| ■今年も、「スリランカ森林再生プロジェクト」活動支援カンパに取り組みます  「スリランカ森林再生プロジェクト」は、パルシステムが、世界各国で活動している国際NGOプラン・ジャパンと提携し、パルシステム独自の国際支援活動としてスリランカで環境教育・森林再生を目指して取り組んでいるプロジェクトです。3年計画で2008年から始めたこの取り組みも、今年で最後の年を迎えました。
 2008年からの2年間、利用ポイントの交換企画として「スリランカ森林再生プロジェクトの活動支援カンパ」に取り組んだところ、組合員のみなさんから合計658万9800円のカンパが寄せられました。ご協力ありがとうございました。
 
 お預かりしたカンパは、3カ年の計画の中で、スリランカ北中部州アヌラダープラ地域の人々の環境への意識向上や農業技術の導入、世帯収入の向上などに役立てています。
 
 ■「ポイント交換カンパ」は、4月2回企画で、お申し込みいただけます  今年も、組合員の皆さまが商品の購入などでためたポイントを振り替えていただく「ご利用ポイント交換」の方法で、「スリランカ森林再生プロジェクト」の活動支援カンパに取り組みます。
 詳しくは、4月2回『パルシステム ポイントカタログ』(配布:3月29日〜4月2日 お申込受付:4月5〜9日)の裏表紙にてご案内いたします。
 
 同回の注文用紙、オンラインパルサービス、コープ電話注文センターにてお申し込みいただけます。
 
 今回も、みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
 
 ■スリランカ森林再生プロジェクト活動支援カンパ 【お申し込み企画回】 
|  | 4月2回 | 5月2回 |  
| 注文用紙(OCR) | ○ |  |  
| オンラインパルサービス (インターネット)
 | ○ | ○ |  
| コープ電話注文センター (電話・FAX)
 | ○ |  |  
 ●申込番号 190993 ●1ポイントを1円と換算して、一口(=100ポイント)単位でのお申し込みとなります。 
 ■プロジェクト進捗報告が届きました  
 プラン・ジャパンより、スリランカ現地の近況報告が届きましたので、ご報告させていただきます。 
 
2010年1月 スリランカ森林再生プロジェクト 進捗報告 (2009年12月-2010年1月) 
2009年10月中旬に始まった雨季は12月末まで続き、プロジェクトを実施しているアヌラダープラ地域に恵みの雨をもたらしました。地域での活動は順調に進捗しています。
 
プロジェクトでは、接木に関するトレーニングや食物の栄養についてのワークショップなどを行いました。
森林農業活動 
12月に、農家の人々29人を対象として、出芽と接木に関するトレーニングを行いました。このトレーニングには、パラガラ科学技術センターの科学技術担当官が講師となり、植木の再生方法、接ぎ穂用の砂床作成、親木からの台木(※1)の選定、接木・取り木(※2)の重要性とその方法などについ、実技を交えながら詳しく説明しました。
 
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 枝にラップの巻き方を教える科学技術担当官 |  
食物の栄養価に関するワークショップ
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 マンゴーの枝で接ぎ穂を作る参加者たち |  
この地域では、母親たちに適切な調理法に関する知識が不足しているため、調理過程で必要な栄養素が失われ、子どもたちは充分な栄養を食事から得られていません。また、農作業で忙しく、インスタント食品や簡素な食事で済ませてしまうことが多いのが現状です。
 
このような状況を改善するため、1月にカダワス・ランベワとエタウェラゴレワ コミュニティの妊産婦および幼稚園児のお母さんたち36人を対象に、栄養価に関するワークショップが行われました。エタカダとマハディウェワ コミュニティの助産師が講師となり、栄養素を失わない調理法や、適切な食料の備蓄方法などについて講義しました。今後、75人の女性を対象に同様のトレーニングを行う予定です。
子どもクラブの活動 
1月18日から20日にかけて、ガレガマ、パラナ・ハルミレワ、カダワス・ランベワ、ルヌパヒチチャワの子どもクラブでそれぞれ演劇大会が開催され、合計106人の子どもたちとその親たちが参加しました。この大会では、森林保全や学校環境改善などのテーマのもと、子どもたちは劇を発表したり、歌や踊りを披露しました。
 
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 劇を通じて森林破壊による影響を表現しています |  
もっと知りたいスリランカ(10)「スリランカのスポーツ」
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 自然の美しさを踊りで表現するカダワス・ランベワの子どもクラブの子どもたち |  
クリケットは日本ではあまりなじみのないスポーツですが、世界100カ国以上で愛されている国際的なスポーツです。発祥地はイギリスで、17世紀以降イギリスの植民地に広まりました。平べったいバットでボールを打つ野球に似たスポーツですが、スリランカでは人気が高く、広場や細い道でクリケットを楽しむ人々を見かけます。
 
 1975年以来、4年に一度クリケットのワールドカップが開催され、スリランカのナショナルチームも1996年に優勝しています。
 
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 スリランカのクリケット選手 |  
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 広場でクリケットで遊ぶ子どもたち |  ※1 接木の土台になる木のこと。この木に接ぎ穂を接ぐ。 ※2 木の幹や枝の途中から根を生やし、その下から切り離す方法。 
 
 
| 【資料】 
  財団法人 日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)
 プラン・ジャパンは、子どもとともに地域開発をすすめる国際NGOプラン(本部イギリス)の日本事務局として1983年に設立されました。宗教・政治に中立の立場をとり、現在17カ国で支援を募り、アジア・アフリカ・中南米の合計49の途上国において保健・医療、教育、住環境、生計、子どもの権利促進の5分野にわたる地域開発プロジェクトを展開。スリランカでは1981年から3つの地域で活動しています。 |  |