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掲載日:2010年2月25日

コミュニティビジネスやパルシステムと連携した地域事例の情報を交換
「セカンドリーグ千葉設立シンポジウム」を開催しました
パルシステムグループが推進する地域ネットワークづくり「セカンドリーグ」の取り組みで、地域組織「セカンドリーグ千葉」を設立しました。2月17日(水)には設立シンポジウムが船橋市のきららホールで開催されました。

■くらし課題を地域社会での解決をめざすセカンドリーグ

関心の高さがうかがえた会場内

 パルシステムでは、自律・自立・協働のネットワークが広がる地域社会を創り、人と人とをつなぎ、地域のくらし課題解決をめざしてセカンドステージ事業を展開しています。“セカンド”という名前には、次の3つの意味が込められています。

(1)事業=くらしの課題を解決していく「新たな」事業

(2)ライフステージ=定年後、育児後、退職後、そして余暇時間等に生まれる「新たな」活動の場

(3)心=社会貢献・地域貢献に対する「新たな」価値観の創造

 「セカンドリーグ」は、セカンドステージ事業を実現・支援するための手段となる、地域の活動・事業にかかわる人たち(個人、法人)のネットワーク組織です。


■生協のインフラを提供し地域ネットワークをつくります

 千葉県に本部を置く会員生協の1つ、パルシステム千葉が設立する「パルシステムセカンドリーグ千葉」は、それぞれの地域で取り組まれている地域活動やコミュニティビジネスをつなげ、育て、つくることを活動目的にしています。パルシステム千葉のもつ施設や広報媒体、物流などの提供を通じて活動を支援するほか、サロンや学習会の定期開催によるネットワークづくりに取り組みます。

 2月17日(水)には、設立に際してシンポジウム「地域力!コミュニティビジネス最前線」を開催しました。会場には、組合員や関係者、地域住民など141名が来場しました。


■コーディネーターの役割に期待が寄せられました

基調講演する永沢氏

 開会に際しあいさつした平野都代子パルシステム千葉理事長は「パルシステム千葉では2001年からビジョンの中で『コミュニティ生協』と位置づけ活動してきました。これまでの実践をいかし、セカンドリーグ千葉として活動していきます。今日は一緒の時間を楽しく過ごしてください」と話しました。

 次にNPO法人コミュニティビジネスサポートセンターの永沢映代表理事が「地域力!コミュニティビジネス最前線」をテーマに基調講演しました。コミュニティビジネスとは、地域の課題をビジネスの手法で解決することを指します。帯広市では年間7〜8万頭のエゾシカが駆除されていますが、地元でしか買えない商品づくりをNPOが進めています。NPOでは商品の収益金を地域の植樹にまわすことで、エゾシカが山から下りずにすむ環境づくりに生かされているそうです。

 永沢氏は、こうしたコミュニティビジネスによる地域課題解決について「期待が高まっていると同時に『かかわりたい』というプレーヤー、サポーターが増えています。ただ、手を上げた人や団体をまとめるコーディネーターが地域に不足しているのが現状です。これはセカンドリーグ千葉の1つのミッションだと考えます」と説明しました。

 コミュニティビジネスを継続するためのポイントとして永沢氏は(1)やりたいこと、たのしいこと(2)地域によいこと、社会に必要なこと(3)経済的自立し、活動を継続できるようにすること(4)地域の協力体制を確立し横のネットワークをもつこと――の4点を挙げました。「コミュニティビジネスは非営利ですが、ボランティアではありません。収入構造のバランスをとるためには行政やボランティア活動と差別化し、強みで弱みを補いあう連携が必要です。交流を面にして、地域課題を解決してください」と話しました。


■セカンドリーグモデル事業の事例報告も

 続いて事例報告として、パルシステム・セカンドリーグ「食・農等コミュニティビジネスモデル事業」の選定を受けた3団体から報告がありました。

 NPO法人高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会からは紀平容子理事長が「人と人のつながりを3つの“仕掛け”で実現!」として、デイサービスや配食、子育て支援の活動を紹介しました。「今後は人だけでなく、団体、行政とのつながりをつくり、時代の変化に対応していきます」と話していました。

 NPO法人チルドリン蒲生美智代代表の「ウェブ、フリーマガジン、イベントを通じて子育てママを応援!」では、子育てママを支援するコミュニティの運営とパルシステム組合員加入の両立について語りました。「イベントでできたつながりの次の受け皿が必要と感じています」と課題をあげました。

 NPO法人暖暖(ぬくぬく)太田藝子理事長は「子どもから高齢者まで、地域のくらし課題解決に垣根なくチャレンジ!」は、デイサービス、訪問介護から学習塾まで幅広い活動を報告しました。「クチコミの力を生かしながら、人材の確保をめざします」と抱負を語りました。

 最後に、パルシステム千葉総合企画部の中根裕部長がセカンドリーグ千葉について説明しました。下地通太同生協専務理事は「それぞれの地域の活動といい関係をつくりたいと考えています。地域にパルシステムが貢献するためにも、セカンドリーグ千葉を有効に活用してください」と呼びかけました。






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