■12年目を迎えた商品サポーターグループの活動

ドゥコープ「Sweetsチルドれん」による報告の様子 |
組合員で構成する「パルシステム商品サポーターグループ」は、「年度の商品開発テーマに基づき、できるだけ多くの組合員が、商品の開発・改善過程に参加できる場づくりを進め、商品の開発・改善に生かし、利用普及に貢献すること」を目的に、1998年度から設置されています。
以来12年、各会員生協のサポーターグループは生協商品について商品分野ごとにテーマを決めて活動しています。2009年度に発売された新商品では、米粉使用の「もちもちロール」をはじめ「おからこんにゃく入りウインナー」「野菜入り小うどん」など、サポーターグループの組合員が関わって開発され、多くの組合員のみなさまにご利用いただいています。
2009年度は、パルシステムグループの会員生協のうち9つの生協で12のグループが登録され、約110人の組合員が、それぞれのテーマで活動してきました。
■試作を重ねた商品や紙面改善の提案など多彩な報告

寸劇で会場を沸かせたパルシステム福島「チーム・みりん☆ッ!」 |
活動報告会の会場にはパルシステムの役・職員、活動にご協力を頂いたメーカー、組合員など262名が集まりました。全12グループが1年間の活動報告と、そこから得られた提案事項を発表しました。新商品の開発協力を行ったグループからは食品メーカーとの協力で試作を重ねてきた商品のこだわりなどが報告されました。
商品開発以外にも「商品づくりコミュニティ」にて青果包材に関するアンケートを実施したグループ、「がんばらなくてもいいんだよ」をテーマにアレルギー誌面・商品改善提案を行ったグループ、など、さまざまな取り組みが報告されました。
■商品を一緒につくり生活に不可欠なパルシステムへ

パルシステムの原本部長が総評を述べました |
12グループすべての報告終了後に、パルシステムの原秀一商品本部長から総評がありました。
「パルシステムの商品部門でも毎月のように新商品を検討する会議が行われていますが、提案されたうちの半分は却下されてしまいます。今回活動されたみなさんも楽しさだけでなく、難しさも体験していただけたのではないでしょうか。報告・提案いただいた内容を担当職員が持ち帰り、パルシステムの商品を一緒に作り、生活になくてはならないパルシステムにしていきます」とまとめました。
■「苺のロールケーキ」など3商品がすでに準備中
また12グループの報告のうち、ドゥコープ「Sweetsチルドれん」の国産いちご使用クリームを巻き込んだロールケーキが4月2回から発売予定です。このほかパルシステム福島「チーム・みりん☆ッ!」が開発に協力した「やわらかさんまみりん干し」、パルシステム山梨「天然工房」が開発に協力した「こだわり酵母スティックパン(仮)」が、それぞれ新商品としての発売に向けて準備を進めていることが報告されました。
■実際の試食を通じて活動や提案を共有

大盛況の試食会 |
最後に、客席の回りを取り囲むように設置された各グループの展示・試食ブースで、報告された12の開発、利用普及商品について実際に試食しました。担当のパルシステム職員やメーカーのみなさんと直接、話をしながら商品を口にし、各グループの活動・提案内容を共有しました。
商品サポーターグループの詳しい活動内容は以下をご覧ください。
商品づくりコミュニティ
【資料】
■2009年度サポーターグループの活動と報告内容
2009年度は12グループ約110人の組合員が活動しました。
生協名 |
グループ名 |
グループテーマ |
パルシステム東京 |
グリーンパッカー |
青果包材の改善提案 |
プチキュアランチ de Let’s GO |
幼児向けお弁当商材開発 |
パルシステム神奈川
ゆめコープ |
キナリおばんざい |
Kinari向け和惣菜開発 |
ぷれーんまま |
ぷれーんぺいじ誌面改善提案 |
パルシステム千葉 |
マイ・チキン |
鶏肉未加熱加工品開発 |
ピッグスマイル |
パル豚切落としシリーズの商品応援 |
ドゥコープ |
Sweetsチルドれん |
冷蔵洋菓子の開発 |
パルシステム茨城 |
楽チン!かしま |
常温保存の惣菜開発 |
ユーアイコープ |
さんま・アラカルト |
生からつくったさんま三枚おろしの商品応援 |
パルシステム山梨 |
天然工房 |
こだわり酵母シリーズの菓子パン開発 |
パルシステム群馬 |
Loveソースeat |
国産野菜使用ソース開発 |
パルシステム福島 |
チーム・みりん☆ッ! |
ソフトタイプのさんまみりん干し開発 |
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