■協定締結から10年目の節目の2009年

訪日団メンバー一行(26日 パルシステム茨城商品展示会にて) |
パルシステム連合会は、設立当初より、アジアとの連帯を意識し、国際交流に積極的に取組んでいます。
タイのホムトンバナナは、1999年に実験供給がはじまりましたので、今年は取り扱いや交流が始まって10年という節目の年にあたります。
パルシステムでは本年8月に14名の訪タイ団を派遣し、視察・交流を実施しましたが、今回はタイの3産地よりバナナ生産者11名を受け入れました。日本でのバナナの物流視察、消費者である組合員との交流等を通して、日本およびパルシステムについての理解を深めてもらいました。
■日本でのホムトンバナナの物流の確認

(株)ジーピーエスで説明を受けるメンバー |
まずは、生産者のみなさんが栽培したバナナがどのように日本で流通しているのかを実際に確認をしてもらいました。
パルシステムの子会社(株)ジーピーエスと、追熟・小分けを行っている(株)大宮中央青果を訪問し、青果の仕分けや小分けの様子を視察しました。大きさや熟度によって選別され、小さかったり、傷・傷み等で組合員のみなさんに出荷出来なかったバナナも確認。どこに問題があるのか額を寄せ合い話し合いをおこなう様子も見られました。
また、日本の青果やパルシステムで供給されている商品も大変興味深いものだったようです。
■組合員のみなさんとの交流

来場者にホムトンバナナをおすすめ |
また、バナナの消費者でもある組合員のみなさんとの交流も積極的に行いました。
パルシステム東京では2センターに分かれ、配送トラックの後追いをしながら実際にホムトンバナナを購入いただいている組合員のおさん宅を訪問。「無農薬で生産されているので安心して食べています」等、温かい言葉をいただき、一同嬉しく思いました。生産者にとっては、ごく普通の日本の家庭の様子を感じることができたのも楽しかったようです。
また28日にはパルシステム茨城の商品展示会に参加しました。自ら作ったホムトンバナナと、ホムトンバナナとこんせん牛乳で作ったバナナジュースを来場者に勧めながら、ホムトンバナナのアピールをしました。特に商品展示会では多くの方々と交流する事ができ、楽しいひと時となりました。
■日本の農業の現場/産直産地も視察

パルシステムの産地も視察 |
訪日団のみなさんに日本の農業の現場も見てもらうため、パルシステムの産地も訪問しました。米や野菜の産地であるJAつくば市谷田部ではお米の倉庫や、堆肥場、ねぎと小松菜のほ場を見学しました。堆肥の原料の割合について、お米の収量についてなど、さまざまな質問が出されました。また、清水牧場・米川農園では、タイの産地でも導入されているBM技術を取り入れた生産現場を見学しました。
「初めての日本で、多くの人々に歓迎をしていただき、一行全員が改めてバナナ生産に誇りを持つことが出来た」との事でした。一行は沢山の楽しい思い出と共に、11月30日に無事に帰国されました。
【資料】
●訪韓団スケジュール
11月25日(水) |
来日
(株)GPS、(株)大宮中央青果 視察 |
11月26日(木) |
パルシステム東京訪問
センター視察/組合員交流
パルシステム連合会訪問
パルシステム説明 |
11月27日(金) |
産地視察 JAつくば市谷田部
米川農園 |
11月28日(土) |
パルシステム茨城 商品展示会参加 |
11月29日(日) |
都内観光 |
11月30日(月) |
帰国 |
<関連リンク>
タイのホムトンバナナ産地情報(PPFCバナナ通信)(新しいウィンドウで開きます)
生産者検索(HOMTON.COM)(新しいウィンドウで開きます)
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