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掲載日:2009年12月3日

今年も韓国で生協に係わるみなさんと交流してきました
パルシステムグループが訪韓団を派遣
パルシステムでは韓国の生協と交流を深めるため、11月17(火)から20日(金)までの4日間、12名の訪韓団を派遣しました。昨今の世界的な不況のなか、韓国で生協活動に携わる多くの方々との交流を通して、改めて協同組合の存在意義を感じて帰国してきました。

■韓国生協との長い交流

訪韓団一行(20日景福宮にて)

 パルシステム連合会は、設立当初より、アジアとの連帯を意識し、韓国の生協と交流を深めてきました。会員生協も含めて積極的に韓国の生協と交流を深めてきています。研修生の受け入れや、サッカー交流、子ども交流と多彩な交流で関係を深めてきました。

 2009年度は、11月17日(火)から20日(金)までの4日間、12名の訪韓団で韓国を訪問し、視察や討論会などを通して、韓国の生協と交流を深めてきました。


■icoop連合会との交流

icoop連合会のみなさんと(18日icoop連合会本部にて)

 到着翌日の18日は、icoop生協連合会を訪問しました。午前中は、icoopが進めている「親環境有機食品クラスター事業」の取り組みと、組合員活動の1つ「親環境給食運動の取り組み」(※1)について、話を聞きました。

 親環境給食運動は、子会社を設立して224億ウオン(約17億円)の食材を供給しています。また食材の50%以上をicoopから仕入れている場合は「icoop親環境給食団体」として登録・認証しており、現在、36地域/155給食団体が認証を受けていることなどが説明されました。

 午後は日韓生協職員討論会が開催されました。訪韓団12名と韓国icoop側9名の計21名が3グループに分かれ、協同組合が果すべき役割や生活協同組合で働く意味などについて議論しました。通訳を通しながらではありましたが、お互いにそれぞれの思いを伝え意見を交わしあいながら、理解しあいました。

 その後、icoop加盟の徳陽ヘッサル生協の自然ドリームの店舗に移動、視察をしました。ベーカリーを中心にした店舗は、洗練されてカフェのようでもありました。

 夜に行われた懇親会では、午後の討論会で分かれたグループごとに出し物の披露や、icoopの組合員さんのオカリナの演奏などもあり、楽しいひとときを共有しました。


■韓国生協全国連合会との交流

キムチ用の白菜を積み込んだトラック

 19日は韓国全国連合会と交流しました。全国連合会加盟のドウレ生協連合会の西部配送センターを訪問し、韓国の生協の配送センターを見学しました。韓国の生協はまだ規模が小さいため、トラックの数は日本のセンターと比べると少ないですが、朝の積み込みの活気は日本の生協と同じでした。キムチを漬ける時期でもあり、たくさんの白菜を積み込んでいるトラックが見られました。

 その後、チャムジョウン生協の富平店を視察しました。品ぞろえから韓国独特の文化を感じましたが、エコ商品のコーナーなどもあり、生協らしさを感じる事ができました。

 午後は、全国連加盟の麻浦ドウレ生協も中心になって取り組むソンミサン(成美山)マウルの取り組み(※2)について説明を受け、視察をしました。

 ソンミサンの開発が持ち上がったとき、地元住民が自然と環境を残したいと取り組みを開始した経過があり、地域住民が連帯していく様子が理解できました。説明を受けた場所は、2008年に完成した小劇場で、活動の輪がどんどん広がっていることが実感できました。現在、カーシェアリングや代案学校の運営などにも積極的に乗り出しています。

 訪韓団一行は安重根記念館等も訪問しました。日韓の近現代史への理解を深めながら、両国の歴史についても学ぶ機会を持ちました。また、南大門市場等も訪れ活気あるソウルの街も散策しながら、韓国の風土や文化、歴史についても肌で感じた3泊4日の交流でした。


【資料】

※1 coop vally/親環境有機食品クラスター

icoop生協連合会が、第3期中期計画に基ずき忠清北道槐山郡に開設の準備を進めている。親環境有機有機食品クラスター(生産者と組合員が協同で建てる食品加工団地)を囲んで果樹団地畜産団地/医療/学校等を配置した生態村(ecological community)。

※2 ソンミサンマウルの取り組み

全国連加盟麻浦ドゥレ生協も参加している成美山コミュニティ(共同育児、生協の惣菜店、市民ラジオ放送、カーシェアリングなど)の生活における協同実践の現場




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