■「産地へ行こう。」ツアー

林泉寺にて記念撮影 |
パルシステムでは、2009年度の「産地へ行こう。」ツアーを「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、さまざまなツアーを企画していきます。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。2009年度はさまざまな形式で16のツアーを予定しています。
■「産地へ行こう。」初の上越の旅
10月23日(金)から25日(日)新潟県のパルシステム東京の田植え、稲刈り、酒造りでもおなじみの吉川地区のある上越市にて「越後上越歴史と田舎暮らしの旅」を実施しました。「産地へ行こう。」では初めてとなる上越のツアーに組合員とその家族、生産者など18名が参加しました。

散策したぶなの森 |
初日は、大島地区にてオプション企画のぶなの森園コース散策や自由行動を楽しみました。夕食は、あさひの里、庄屋の家のかやぶき屋根の体験棟が会場となりました。地元のお母さん手づくりの山菜料理がならび、地元の語り部から民話や地元の昔のくらしについて話を聞きました。
2日目は、田舎料理講習会やそば打ち、笹寿司づくりなどを行いました。そば打ち体験では、つなぎに長いもやたまご、ごぼうの繊維を使用し、参加者はでき上がりを楽しみにしながら、和気あいあいとつくっていました。
午後はあさひの里を後にし、日本ワインの先駆者である川上善兵衛がつくった「岩の原ワイン」の石蔵や、日本三大夜桜で有名な高田公園にある高田城三重櫓を見学しました。そして「越後・謙信SAKEまつり」を自由見学しました。おちょこを千円で購入し、16社の日本酒をはじめさまざまな酒と地元の食を楽しみました。
■地域独自の文化に触れました

よしかわ杜氏の郷にて日本酒について学びました |
3日目は、よしかわ杜氏の郷にて日本酒についての説明と、見学地酒の試飲、製造工程の見学を楽しみました。次に直江津屋台会館に向かい開催中の「天地人博」を見学しました。着物を着て、記念写真も撮りました。
次に上杉謙信が学び、上杉謙信のお墓もある、林泉寺と、春日山中腹の上杉謙信の像を見学しました。昼食は、謙信公が出陣時にふるまったものを再現した「謙信公のかちどき飯」です、しょうゆ、砂糖を使わずにつくる糠味噌煮や集め汁、胡桃浸しなどを食べました。参加者からは「思ったよりもしっかりした味でおいしい」と評判でした。
参加者からは「食の大切さを実感しました。『生命(いのち)』そのものですね」「地方独特の食文化に接し興味を持ちました。保存食についても先人の知恵の一端に触れることができました」「上越のよさを語り部となって、知らせたいと思います」などの感想が寄せられました。上越の食文化と自然の豊かさに触れ、上越ファンをつくった3日間となりました。

田舎料理講習会 |

そば打ち体験 |

語り部から民話や昔のくらしについて話を聞きました |
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