本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2009年6月11日

北海道野付沿岸の海域を守る活動に参加
「産地へ行こう。ふーどの森植樹ツアー」を開催しました
パルシステムは6月5日(金)〜7日(日)の3日間、北海道野付郡別海町で「産地へ行こう。ふーどの森植樹ツアー」を開催しました。32名の組合員と家族が、地元野付漁業協同組合婦人部のみなさんとともに白樺500本を植樹し、沿岸の海を守る活動に参加しました。

■「産地へ行こう。」ツアー

植樹会場にて記念撮影

 パルシステムでは、2009年度の「産地へ行こう。」ツアーを「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、さまざまなツアーを企画していきます。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。2009年度はさまざまな形式で16のツアーを予定しています。


■組合員とその家族32名と沖縄恩納村からも参加

 今年で10回目となる「産地へ行こう。ふーどの森植樹ツアー」は、野付漁協が1988年から取り組んでいる植樹活動に参加し、地球環境と生命の源である海を守り、豊かにすることを目的としています。ツアーには、生協組合員とその家族32名をはじめ沖縄恩納村漁協や関係者など合計40名が参加しました。

 初日はまず、別海町にある野付漁協の概要や野付地域の自然環境について学習した後、ウニの種苗センターとホタテ加工場を見学しました。ウニ種苗センターでは、指先に乗るほどの小さなウニを見て、「育てる漁業」の一端がみえました。夕食は、野付漁協や北海道漁連のみなさんを交えた交流会を行いました。


■10年前に植樹した木が大きくなっていました

 2日目は、朝から地引き網と潮干狩りを行いました。地引網ではエゾメバル、ナガカジなどの魚がとれ、魚の名前を生産者から教えてもらう場面もありました。潮干狩りは大きな粒のあさりが取れ、楽しみながら「あさり畑」を実感しました。

 その後、ヒトデなどを肥料に変える別海町水産系副産物再資源化施設と、2000年の第1回ツアーで植樹した木の成長を見学しました。10年前に植樹した木が立派に生長しているのを見て、植樹の歴史の手ごたえを感じました。植樹することによって、かれていた湧水が再び湧き出し、川をつくり、植物がよみがえった様子に、活動のすばらしさを実感しました。参加者には以前の植樹に参加した方も多く、自分が植樹した樹を見つけ、立派に成長している姿に歴史を重ねることの大切さを実感しながら、記念撮影をしていました。


■野付漁協婦人部の手づくり料理で交流会

みんなで力をあわせ植樹しました

 植樹では、海のよく見える高台に500本の白樺を漁協婦人部のみなさんと一緒に植樹しました。参加者1人ひとりが自分の植えた木に名札をつけ「また樹の成長を見に来たい」と感想を話していました。

 植樹の後は交流会です。野付漁協婦人部のみなさんが手づくりしたほっき貝の炊き込みごはんやあさりの味噌汁などの料理と、ホタテをはじめとする新鮮な魚介類でバーベキュー交流会を行いました。また浜の母さんに教えてもらいながら、チャンちゃん焼きづくりやほたての殻むき体験に挑戦しました。夜は初日の学習会のクイズ大会で盛り上がりました。

 最終日は、遊覧船に乗り半島を散策しました。手がかじかむほどに寒い中、ネイチャーガイドからトドワラや黒百合など野付半島の動植物について説明を聞きながら1時間ほど歩きました。センダイハギが満開、めずらしい野鳥の声も聞かれました。


■「森と川、海は1つを実感」など感想も

 ツアー参加者からは「毎年少しずつでも植えられ何年後かが楽しみです。森と川と海は1つだからおいしいホタテが出来るのですね」「いつも購入しているものが、色々な人の手を経て出来ていることが良く分かりました」「来るたびに漁協のみなさんの一生懸命さが伝わります」など感想が寄せられました。

 一緒に10年間植樹し続けることの歴史を感じながら、植樹した木とともにパルシステムの組合員と野付漁協とのつながりもしっかり根を張り、大きく育っていることを実感したツアーでした。


2日目朝の地引網

潮干狩りでは大きなあさりがとれました

植樹で湧き出した湧水



【資料】

『海を守るふーどの森づくり基本協定』

  • パルシステム連合会、野付漁協、北海道漁連三者が提携し、2001年6月に調印しました。
  • 資源循環型漁業の発展を推進し、都市と漁村の人的交流等の事業として一層推進するために、パルシステム連合会と、野付漁業協同組合、北海道漁業協同組合連合会の三者で締結するものです。
  • 三者はパルシステムのトップブランド『コア・フード』の産地である野付で森をつくるための植樹活動を行い、地球環境と生命の源である海を守り、豊かにすることを目的としています。
  • 三者の具体的な事業として、(1)苗木の購入と植樹活動を行う、(2)植樹した樹木の管理を行う、(3)その活動を、三者とともに町及び森林組合等の協力の下に実施する、(4)交流をはじめとした、その他必要な活動を行う、(5)資源循環型水産物と産直加工品の生産の推進を行うことを掲げています。
  • 協定の具体化は、この協定の目的に賛同する団体等で構成する「植樹協議会」を組織して行います。

<参考>

「コア・フードのほたて」

「コア・フードの秋鮭スモークサーモン」




このページの上へ戻る