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掲載日:2009年5月19日

第12次エコドライブ運動キックオフ大会
5千台で燃費改善率3%以上をめざします
パルシステム連合会は5月13日(水)、パルシステム協力会、パルシステム生産者・消費者協議会と共催で「第12次エコドライブ運動キックオフ大会」を開催しました。今年は、事業所対抗のエコドライブコンテスト、マイカー1日エコドライブなどを通じ、5千台の参加と燃費改善率3%をめざします。

■12年目を迎えた「エコドライブ運動」

120人が集まり会場は満員に

 パルシステムグループでは、毎年6、7月の2カ月間展開する「環境キャンペーン」の一環として「エコドライブ運動」に取り組んでいます。1998年から産直産地の生産者や協力会社とともに進めていた「アイドリング・ストップ運動」を2006年からさらに前進させ、環境に優しい運転をめざす「エコドライブ運動」と改称し業務用車両およびマイカーの燃費向上をめざしてきました。

 地球温暖化など環境問題への関心の高まりに伴い参加台数も年々増加し、昨年度は、事業所対抗の「エコドライブコンテスト」を実施、パルシステムの配送センターや配送委託会社、生産者、メーカーなど幅広い業種から257の事業所が参加しました。


■生協役職員や取引先などから120名が参加

 「エコドライブ運動」の開始に先立ち5月13日(水)、パルシステム連合会新大塚事務所にて「第12回エコドライブ運動キックオフ大会」が開催されました。生協役職員や生産者、取引先などから120名が参加しました。

 主催者を代表してあいさつした小沼正昭常務執行役員は「地球環境が深刻な状況に置かれていることは紛れもない事実であり、石油エネルギーに依存した社会からの転換が求められています。パルシステムも3月に環境政策を策定し、社会に率先した取り組みを進めます。みなさんもこれまで以上に多くの仲間を集めてください」とあいさつしました。


■事業所対抗などゲーム性を取り入れ楽しくエコ

 まず、パルシステム連合会共同環境推進室より「エコドライブ運動」の趣旨説明がありました。今年の「エコドライブ運動」は、事業所が参加する「エコドライブコンテスト」を6、7月の環境キャンペーン中に、組合員対象の「ノーカーデイ」の呼びかけを10月に実施する予定です。

 「エコドライブコンテスト」は、期間前の5月に測定した燃費を基準に、6、7月でどれだけ燃費が向上できるかを、事業所、グループ単位で競います。個人単位では、8月29日(土)開催予定の「まとめ報告会」にて、エースドライバーによる「ドライブ大会」を開催し、エコドライブに加えて運転の安全性を競います。こうしたゲーム性を取り込むことで参加の輪を広げ、参加車両台数5千台以上、燃費改善率3%以上をめざします。また「ノーカーデイ」は、今年度から実施する「エコ・アクション・カレンダー」と連動する予定です。

 環境とともに安全運転を呼びかけたパルシステム連合会リスクマネジメント課では「急発進や不必要な後退などを考えれば、エコロジーな運転はセーフティーにつながることが分かります。安全運転を心がけ、省エネを進めてください」と呼びかけました。


■田中優氏が環境問題について講演しました

講演する田中優氏

 続いて、未来バンク事業組合理事長などを務める田中優氏を招き「エコドライブ運動のチャレンジ」をテーマに講演いただきました。

 田中氏はまず、日本が排出しているCO2量の現状について「発電、鉄鋼、化学工業など、たった166の事業所で約半数のCO2が排出されています。家庭の使用が占める割合は、自家用車を含めても2割程度です。国の排出量を考えれば産業から改善していくべきですが、家庭でも減らす必要はあります」と話し、家電製品の買い替えによる省エネを提案しました。

 家庭では現在、エアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビは「電力消費四天王」とも呼ばれ、家庭電気使用量の3分の2を占めます。これらの家電は近年、急速に省エネ技術が進化しており、1995年比ではいずれも半分以下まで抑えられるようになりました。なかでも冷蔵庫は、10%と大幅に減少しています。「照明器具も同様で、電球形蛍光ランプや近年販売が開始されたLED球など、少ない消費電力で長持ちする商品が増えています。これら省エネ家電を購入することは、電気代の節約、つまり経済的に得をするわけです。買い替えを早め、安くなる電気代で取り戻すことでも温暖化防止につながるのです」と話しました。


■低炭素社会づくりでエネルギー自給が可能に

 さらに田中氏は、グローバル化と環境の関係も指摘し「国際線は石油が非課税なので商品の輸送費が安くなります。反面、輸入すれば当然CO2は余計に排出されます。米国からブルーベリーを200g輸入する排出量は、車の運転を10km控えることより大幅に多いのです。地産地消はいちばんの温暖化防止なのです」と説明しました。

 次にEUや米国が進めている低炭素社会づくりへ向けた政策について「技術革新を推進すれば、それだけ雇用がつくり出せます。エネルギーの使用量が減れば、自然エネルギーによる自給が可能となり、社会の仕組みが変わります。とはいえ、生協の配達には一定のエネルギーが必要です。組合員と生協がカーボンオフセットを利用する例として、エコ・アクション・ポイント制度を活用すれば、生協が排出するCO2を組合員が減らすという構図が可能となります。将来像に期待しています」と講演を締めくくりました。

 講演終了後は、パルシステム協力会の広井利行氏(株式会社流通サービス)、パルシステム生産者・消費者協議会矢内克志氏(有限会社沃土会)、会員生協から田中明雄氏(コープやまなし)の3氏がそれぞれ代表として決意表明しました。


●5つの行動でエコドライブ!

  1. ふんわりアクセル「eスタート」
  2. 不要なアイドリングをストップ
  3. タイヤの空気圧はこまめにチェック
  4. エアコンの使用は控えめに
  5. エンジンブレーキでゆったり減速



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