■「こだわり酵母パン」スライスや産直原料使用のパンなども

パルシステム八王子パン工場 |
パルシステム連合会が5月8日(金)に開設した「パルシステム八王子パン工場」は、生産能力の拡大とせいきょうのパン屋さん旧八王子工場の設備老朽化への対応を目的に、開設へ向けて準備を進めていました。
パルシステムの2008年度パンは、社会的な内食傾向もあり組合員のみなさまから大きな支持をいただいています。新工場の開設では、製造能力は旧八王子工場に比べて菓子パンラインで5倍、食パンラインで4倍へと大幅に拡大しました。これにより、商品の安定供給だけでなく、人気商品の「こだわり酵母食パン」のスライスや産直原料を使用した菓子パンなど、多様なオリジナル商品の製造が可能となります。
また、新工場には商品のセットラインも併設しました。パルシステム東京の世田谷・大田・三鷹・八王子・府中・港センターとパルシステム神奈川ゆめコープ相模センター、パルシステム静岡富士センターのパルシステム会員生協8センターをカバーします。
●「パルシステム八王子パン工場」の特徴
太陽光発電システム |
屋上部に多結晶シリコンパネル53枚(185w)を配置しました。これにより10kw/時の太陽光発電が利用できます。発電状況は3階事務所のコントローラーを通して玄関口パネルに表示されます |
屋上緑化 |
2階屋上に100平方メートルの緑地を設置し、常緑宿根草「タマリュウ」を植栽しました。悪条件にも耐えられる常緑多年草で、草丈も大きくならず耐暑性にも優れています |
再生材使用タイル |
センターの玄関口に再生材料を使用してつくった陶磁器タイルを施工しました |
衛生設備機器 |
トイレ使用後の消毒設備と扉の開閉を連動させ、手洗い後に消毒液の噴霧を終了しないと自動扉が開かないようになっています |
■5月8日に竣工式および開所式を実施しました

開所式当日には工場内の見学も行われました |
5月8日(金)には、パルシステムグループと施工関係者などからおよそ90名が参加し、竣工式および開所式を開催しました。開設を祝うパーティーでは、パルシステム連合会の若森資朗理事長(せいきょうのパン屋さん初代社長)が「旧八王子工場は、設備の足りない部分を職員のみなさんが一生懸命補ってくれました。人心が荒廃すれば『設備の持ち腐れ』になってしまいます。油断せず、心はしっかり引き継いでパンを製造してください」、せいきょうのパン屋さん太田賜嗣夫(たつお)社長(パルシステム連合会執行役員)は「3年越しの悲願が結実し、決意を新たにしています。カンパニーの語源は『パンを分け合う人々』だそうです。地域と雇用や理念を分け合えるよう、パン製造を通じて努力していきます」と、それぞれあいさつしました。
|