
青空の下で潮干狩り |
■産地へ行こう。ツアー
パルシステムでは、2009年度の「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、さまざまなツアーを企画します。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。
■クマ手を手に1時間、網いっぱいのアサリを収穫
4月11日(土)、「産地へ行こう。」は、42名の組合員のみなさんが、パルシステムPB「江戸前あさり」の産地である千葉県富津市を訪ねました。
バスで出発した一行が富津海岸に到着すると、千葉県漁連の方々が出迎えてくれました。富津海岸は、古くから首都圏の食を支えてきた漁場で、天然の干潟で真水と海水が混ざる内湾です。そのために、あさりの生育条件に適しおいしいあさりが獲れると定評があります。クマ手を手にそれぞれ思い思いの場所に貝を探しに出かけてから約1時間、網いっぱいになったあさりを手にうれしそうな顔が戻ってきました。
■職人技を目の前に板のりづくりを体験

漁協の生産者からの話に興味津々 |
地元の魚介類を使った昼食を味わった後、富津埋立記念館へ移動しました。埋立造成計画によって姿を変えた海の様子を、写真や漁労農具の展示することで、その歴史を伝え、未来の夢を語る場所として建設された施設です。海苔の養殖の歴史や、潜水漁、浅瀬の地形を生かし、潮の干満と魚の習性を利用した漁法である「すだて」などの展示がされていました。千葉県漁連のみなさんは、海苔の養殖の様子や、あさりが砂にもぐるしくみなどなどを解説しました。
続いてにのりすき体験を行いました。今では、機械化がすすみ、昔の手法で行うことができる人もわずかになってきているそうです。その貴重な技を1人ひとり体験しました。昔は、忙しい時期になると、1時間に600枚もののりをすいていたといいます。すいた海苔は天日に5〜6時間干すと、食卓にある板のりになるそうです。
参加した組合員からは、「初めての体験で楽しかった」「のりすきの職人さんの技が素晴らしかった」「産地ならではの話を聞くことができてよかった」などの声があがりました。

こんなに取れたよ |

のりすきを教わる子どもたち |

干せば手づくりの板のりが完成 |
【資料】
産直交流企画「産地へ行こう。」2009年度予定
実施予定日 |
ツアー名称 |
産地 |
09年4月11日(土) |
富津の海を味わうツアー |
千倉・富津 |
09年5月16日(土)〜17日(日) |
ささかみ田植え |
JAささかみ |
09年6月5日(金)〜7日(日) |
ふーどの森植樹 |
野付漁協 |
09年6月20日(土)〜21日(日) |
ささかみ草取り |
JAささかみ |
09年7月21日(火)〜23日(木) |
岩手「子ども」企画 |
奥中山高原・森&風 |
09年7月25日(土)〜27日(月) |
根釧地区酪農体験 |
ホクレン・よつ葉 |
09年8月18日(火)〜20日(木) |
まるごと十勝・食の大地 |
十勝圏交流協議会 |
09年8月21日(金)〜23日(日) |
ささかみサマーキャンプ |
JAささかみ |
09年8月22日(土)〜23日(日) |
トマトモグもぐ体験 |
デルモンテなど |
09年9月19日(土)〜21日(月) |
岩手・軽米町飼料米 |
JA軽米・までっこ |
09年9月26日(土)〜27日(日) |
ささかみ稲刈り |
JAささかみ |
09年10月中旬 |
御浜天地の魅力を探る |
紀伊半島協議会 |
09年10月後半予定 |
上越市GT企画 |
上越 食と農基本協定 |
09年10月〜11月 |
フェスタオルガニカ |
有機農法ギルド |
10年2月中旬予定 |
冬の秋田満喫 |
秋田南部圏協議会 |
10年3月中旬予定 |
沖縄恩納村珊瑚の森作り |
沖縄恩納村漁協 |
※あくまでも現時点での予定です。企画内容及び日程は産地などの都合により変更する場合があります。参加ご希望の方は、随時配布される「産直通信」もしくはファーマーズネット内「産地へ行こう。」情報ページにてご確認ください。
<参考>
ファーマーズネット
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