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掲載日:2009年3月31日

「バングラデシュ 有機農業センター開設・運営プロジェクト」 活動進捗を報告します
パルシステムでは、ご利用ポイントの交換のひとつとして、バングラデシュの有機農業センター建設のためのカンパに取り組んでいます。このほど現地より活動進捗が届きましたので、ご報告いたします。

■プロジェクト進捗報告が届きました

 「バングラデシュ 有機農業センター開設・運営プロジェクト」は、パルシステムが、特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド(HFW)とともに取り組んでいます。バングラデシュ西部ジナイダ県カリガンジ郡に、13ヵ村1万6000人を対象とした有機農業センターを建設し、環境にやさしい持続可能な農業を推進するプロジェクトです。

 組合員のみなさまへは、パルシステムの利用によって加算されたポイントによるカンパを呼びかけています。お預かりしたカンパは、有機農業センター開設と有機農業の普及、土地や作物、農家の人たちを元気にすること、また種など生産にかかる費用を減らし、農家の生活を助けるために役立てていきます。

 ハンガー・フリー・ワールドより、バングラデシュ現地の近況報告が届きましたので、報告させていただきます。


バングラデシュ 有機農業センター開設・運営プロジェクト 活動報告(2009年3月)


世界第3位の栄養不足人口を抱えるバングラデシュ。ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、バングラデシュ西部ジナイダ県カリガンジ郡に、13ヵ村1万6千人を対象とした有機農業センターを建設し、環境にやさしい持続可能な農業を推進します。

■進捗状況

1.土地の測量・登記・仮囲いの設置
1月25日に、バングラデシュ政府土地測量局の職員がムンディア村のセンター建設予定地を訪れ、これまでにHFWが購入した土地を測量して、登記を完了しました。これにより、計約1,670坪(5,510平方メートル)が正式に有機農業センター用地として認められました。1月には、登記の完了した土地に竹や木の枝で仮の囲いを作成。住民たちは、いよいよ目に見える形になってきたセンターの建設に、期待で胸を膨らませています。

センター用地の測量作業を行う政府土地測量局の職員

竹と木の枝をロープでつなぎ、仮の囲いを作りました



2.土地の購入

HFWへの土地所有権受け渡しの証書を持つ、元の地主のアリさん

世界的な物価高騰に影響された地価の高騰を受け、当初の予定に遅れを取っている土地の購入ですが、HFW職員が建設予定地であるムンディア村を週1回訪問し、より多くの住民に有機農業およびセンター建設の意義を理解してもらうよう対話を続けています。3月末までには土地購入完了の見通しをつけられるよう、地主たちとの交渉に一層力を入れています。

3.用地計画づくり

用地計画案が熱心に話し合われました

センター用地のどの区画に何を建設・設置するか、検討を始めました。有機農業センター内には、畑のほか、養魚のための溜め池、住民への農業研修などを行なう研修センター、牛舎、育苗所などが建設される予定です。それぞれの用途に最適な配置をするため、ムンディア村で長年農業に携わってきた農家たちを建設予定地へ招き、日当たりや土地の水はけなどを最大限に活かすためのアドバイスをもらいました。今後、残りの土地購入完了を待って、用地計画を最終化する予定です。


4.その他
  • 職員による現地訪問 週1回
  • 住民女性による自助組織、ウィメン・エンディング・ハンガー(WEH)の会合を月2回開催

住民の声:アブドゥル・ラシッドさん(ムンディア村)
「有機農業センターが少しずつ形になっていくのが本当に嬉しいです。登記所の職員が来て土地の登記を済ませたので、センターの建設が実感できました。オープンの日がとても待ち遠しいです」


■今後の予定

  • 建設用地の追加購入(来期は245坪購入予定)
  • センター用地計画の完成
  • 協同組合設立に向けて農民と協議
  • 養蜂およびボカシたい肥づくりの研修を実施

【資料】

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド(HFW)

飢餓のない世界を創るため活動する国際協力NGO HFWは、日本に本部を置き、バングラデシュ、ベナン、ウガンダに支部があるほか、ブルキナファソ準支部、青少年組織ユース・エンディング・ハンガーのネットワークを含む5カ国で活動しています。開発途上国では、さまざまな分野で成果をもたらす開発事業を、世界中においては飢餓を自分自身の課題として考え、行動することを呼びかける啓発事業を実施しています。 


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