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掲載日:2009年3月24日

産地へ行こう。長有研 「春先取りの長崎を旅するツアー」を開催しました
パルシステムは、3月14日(土)〜16日(月)の3日間、長崎県南島原市の青果の産地、長有研を訪ねる産地ツアー「春先取りの長崎を旅するツアー」を開催しました。新玉ねぎの収穫、かぼちゃの定植などの農業体験で生産者との交流を深めました。また長崎、島原の歴史も学びました。

参加者全員で記念撮影

■産地へ行こう。ツアー

 パルシステムでは、今年度「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、さまざまな形で24のツアーを企画しました。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。

 3月14日(土)〜16日(月)には、青果の産直産地、長有研(長崎県南島原市)を訪ねる「春先取りの長崎を旅するツアー」を開催しました。このツアーには生協組合員とその家族23名が参加しました。


■大浦天主堂、長崎平和公園などの名所旧跡を見学

 14日は、長崎市内の名所旧跡を見学しました。坂が多く洋館や教会が建つ街は、異国情緒を感じました。大浦天主堂、グラバー園、そして、長崎平和公園などの名所旧跡では、地元のボランティアガイドの方が、歴史の説明をしながら案内してくれました。長崎平和公園では、参加者から「改めて平和への願いを大切にしたい」との声があがりました。

 地産地消をテーマに、長崎の食材を使った夕食の後には、稲佐山に「1000万ドルの夜景」とも言われる夜景を見に行きました。気温が低かったため空気は澄み渡り、長崎の街に広がる温かいオレンジ色の明かりと夜空の星が幻想的でした。


■「新たまねぎ」の収穫とかぼちゃの定植を体験

海の見えるほ場で、新たまねぎの収穫

 翌15日は、パルシステムの青果の産直産地、長有研(南島原市口之津)を訪れました。

 長有研では、最初に、野菜作りの取り組みやこだわりについて教えていただきました。約30年前、農薬を多用する近代農法に疑問をもち、わずか数名のメンバーで有機農業をはじめた長有研ですが、今では60名の生産者が仲間となっているそうです。

 化学合成農薬無散布や削減、無化学肥料栽培、JAS認証有機栽培と自然環境を守り、地域の多様な生物とも共存できる環境保全型農業を行っていること、パルシステムとの交流は14年になり、玉ねぎ、じゃがいも、トマト、かぼちゃ、ブロッコリーなどエコ・チャレンジや「theふーど」の農産物を作っているとのことでした。

 午後は、今回のツアーのメインイベント、野菜の収穫体験です。有明海を臨む景色のよいほ場で、「新玉ねぎ」の収穫を体験しました。初出荷の時期の新玉ねぎは真っ白でみずみずしく、その場でかじってみると、甘みと辛みがあり、まるで果物のようでした。

 米ぬか・魚粉・菜種粕を使った長有研独自の有機肥料100%の「ぼかし肥料」について説明を受けた後、かぼちゃの定植を体験しました。

 手の平にのるくらいの大きさのかぼちゃの苗を植え、土をかぶせてしっかりと安定させます。6月ごろには収穫ができるそうです。参加者は、「収穫の頃にまた訪れたい」と口を揃えていました。


■地元の料理を教わりながら、長有研の野菜での夕食交流会

かぼちゃの苗を植える定植も体験しました

 夕食交流会では、婦人部のみなさんに地元の料理を教えていただきました。まずは、餅つきです。さつまいもをペーストにして餅に混ぜ込む島原地方独特の「べた餅」を作りました。地元名産の「そうめん」を使ったそうめんサラダも教えていただきました。女性部のみなさんと、大いに盛り上がりながら料理を作り、交流を深めました。

 夕食は、ちりめんじゃこの炊き込みご飯、あおさ入りジャガイモの味噌汁、玉ねぎ・ブロッコリー・アスパラガスの天ぷらなど、長有研の野菜たっぷりのメニューでした。

 たくさんのおいしい料理を囲みながら、手話を交えた歌を教えてもらい一緒に歌ったり、「島原の子守歌」などを歌っていただくなど、長有研のみなさんの熱い思いに触れた交流会になりました。


■島原の乱の舞台、原城址と谷水の棚田を見学

 16日は、島原の乱の舞台、原城跡を見学しました。観光ガイドの方が、江戸時代初頭に起こった島原の乱について、詳しく説明してくれました。

 続いて、日本の棚田100選にも選ばれた「谷水の棚田」を見に行きました。生産効率は決してよくない棚田ですが、現在も、丁寧に作付けをされていました。日本の原風景を思わせる美しい棚田の景色が末長く守られていくことを望まずにはいられませんでした。


■長崎、島原の歴史や風土に触れ、生産者と交流したツアー

「日本の棚田百選」の「谷水の棚田」

 最後に、生産者のみなさんとともに、高台の権田公園で昼食をいただき、旅の思い出を語り合いました。「温かい生産者の方々に触れて、今まで以上に長有研の野菜を食べたいと思いました」「交流の大切さを感じました。本当にありがとうございました」など、生産者のみなさんにお礼を述べて、お別れしました。

 参加したみなさんからは、「長有研の生産者のこだわり、ボランティアガイドのみなさんの地域への愛情、誇りが伝わってきて、長崎と長有研がとても身近なものになりました」「長有研のみなさんの温かい心遣いに感謝します。その心が農産物にも表れていると感じました」などの感想をいただきました。

 長崎、島原の歴史や風土、生産者の温かさに触れた産地ツアーになりました。


長有妍につきまして詳しくは、下記をご覧ください。

長有妍(長崎有機農業研究会)ホームページ(新しいページで開きます)




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