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掲載日:2009年1月26日

タイのホムトンバナナの2産地より生産者8名が訪日
組合員と交流しました
パルシステムで人気の無農薬栽培の「エコ・バナナ(ホムトン)」。今年も国際産直交流の一環で、タイのホムトンバナナの生産者8名が訪日しました。パルシステムに来協され、物流の視察・組合員交流など有意義な滞在期間を過ごしました。

訪日団一行(12日 ジーピーエスにて)

 パルシステムで1999年から本格的な供給が始まったタイの「エコ・バナナ(ホムトン)」。無農薬なので離乳食に安心して子供にあげられることなどから、多くの組合員さんに好評をいただいております。

 パルシステムは、国際産地の生産者とも、顔の見える関係を築いています。ホムトンバナナ(※1)の産地でも2回の公開確認会を開催し、組合員も多数産地を訪れ、交流を通しての相互理解を深めています。

 本年度も、1月12日(月)〜17日(土)タイのバナナの生産者8名を受け入れました。訪日団一行は、ホムトンバナナが日本に届いてからの物流を視察し、消費者であるパルシステムの組合員との交流を楽しみました。


■ジーピーエスと大宮中央青果でバナナの物流を視察

 12日、一行は、まず、出荷したバナナの物流について学ぶため、パルシステムの青果の子会社(株)ジーピーエスと追熟・小分けパックを行っている(株)大宮中央青果を訪れました。

 ジーピーエスでは、様々な商品や青果・果物のセットなどの様子を見学し、生協の宅配システムについて理解を深めました。また、多くの職員と交流を深める事ができました。

 昨秋の「朝バナナダイエット」ブーム以降、バナナの需要に供給が追いつかない切迫した状況については「生産者・作付け面積ともに増加しており、3月からは出荷量も増えるでしょう」とのことでした。


■コープやまなしでは組合員および役職員さんと交流を深めました

 14日は、コープやまなしを訪問しました。

 ホムトンバナナを購入している組合員さん宅を配送のトラックと共に訪問し、組合員さんから直接、ホムトンバナナについての意見や感想を聞きました。

 訪れた組合員さんは、ぶどうの農家で「無農薬栽培の大変さはよくわかるので、いつもありがたくいただいています」とのことでした。ご自宅で、甘酒と干し柿をいただき、日本の食文化の一端を味わうこともできました。

 夜は、コープやまなしの白川理事長、高橋専務はじめ、これまでにホムトンバナナの産地を訪れた事のある職員が集まり、夕食を囲んでの楽しい交流会となりました。


■有機農業の現場へも足を運びました

 15日は、日本の農業の実情を知るために、ふたつの産地を訪ねました。

 まず、ホムトンバナナの栽培にも取り入れているBMW技術(※2)を活用している黒富士農場で、この技術の日本での活用実態を視察しました。

 代表の向山さんの「産地の周辺に生息する微生物が、そこの農産物に合っているのです。それを活用する事が大切です。タイでも生産地周辺の森や山の生態系のなかにある微生物を活かすことが肝心です」とのお話に、生産者の皆さんは熱心に聞き入っていました。

 次に無農薬でぶどうを栽培する小川さんを訪問しました。小川さんは山梨県で30年以上、有機栽培を行っている生産者で、農業改良普及員であった経験を活かして、ホムトンバナナの生産者に実践的な農業技術のアドバイスをされてきました。

 「ぶどう」と「バナナ」と生産物の種類は違っても、小川さんのお話と有機栽培のほ場には多くのヒントがあったようでした。

 山梨では初めて見る雪と富士山の眺めに感動し、新宿ではショッピングや大都会の雰囲気を満喫した訪日団一行。パルシステムの役・職員、組合員との交流や多くの現場視察に「よい思い出ができました。明日からのバナナ作りの励みにします」と感謝の言葉を述べ、帰国の途につきました。



【資料】

08年度タイバナナ生産者訪日団スケジュール

  午前 午後
12日(月) ジーピーエス訪問 大宮中央青果訪問
13日(火) パルシステム農法研究会 パルシステム賀詞交歓会
14日(水) 移動 コープやまなし交流
15日(木) 黒富士農場見学 山梨のぶどう農家(小川さん)訪問
16日(金) 観光 移動
17日(土) 帰国  

スナップ集

自分たちが育てたバナナと再会!
日本での管理を確認(12日 大宮中央
青果にて)

コープやまなしの組合員さんとの交流
をしました(14日)


ジーピーエスで説明を受けるみなさん
(12日)

山梨のぶどう生産者、
小川さんのほ場にて
(15日)


コープやまなしいちのみやセンターを
訪問(14日)

黒富士農場代表向山さんよりBM技術の
活用について説明されました(15日)



<参考>

タイ ホムトンバナナおよびパルシステムとの交流について

タイ産無農薬栽培 ホムトンバナナ(HOMTON.COM)

ホムトンバナナって?(パルシステムの商品>ホムトンバナナの生産者情報検索ページ内)


(※1)ホムトンバナナ

パルシステムでは1999年から本格的な供給をスタートしている「ホムトンバナナ」。現在、タイのバンラート農協とトゥンカーワット農園経営農民会、パトバナナ生産者グループが産直産地となっています。「ホムトンバナナ」は、組合員に安全なバナナを届けるというパルシステムの目的と、生産者にとっては安定した生活と暮らしやすい地域づくりという目的、パルシステムと生産者相互の目的が合致して成り立っている民衆交易商品です。

殺虫剤や殺菌剤を使わず、下草の処理も鋤でていねいに刈り取るなど、無農薬栽培されたバナナ(輸入通関時に植物検疫でくん蒸を受ける場合があります)で、供給開始以来、パルシステムをご利用の組合員から高いご支持をいただいている人気商品です。


(※2)BMW技術

自然界には、動物の死骸や枯れ葉をバクテリア(微生物)が餌として分解し、水と土をつくる働き、いわゆる自然浄化作用があります。この自然浄化作用により「生態系の循環」が保たれています。その循環の中心にいるのが、微生物(バクテリア)です。BMW技術とは、この、自然の自浄作用をモデルにバランスよく微生物を活性化し、生き物にとって「よい水」「よい土」をつくりだす技術です。



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