
第4期実践起業塾について
説明するコーディネーターの
山根眞知子さん |
パルシステムのセカンドリーグでは、組合員をはじめ地域住民の主体的な「くらし課題解決」の活動や事業をネットワークし、地域コミュニティを支援しています。
現在、会員情報誌『のんびる』の発行や、セカンドリーグホームページでの情報提供を行い、起業支援事業を行っています。その一環として、2004年7月からは、起業を目指す人を支援する「起業塾」を開催しています。1月17日(土)からは、この起業塾の4期目となる「第4期実践起業塾」が始まりました。
■セカンドリーグ起業塾、修了生の52%が起業
11月末から募集した「第4期起業塾」は締切り(2008年12月19日)を待たずに定員10名に達し、現在(1月9日)もキャンセル待ちの組合員がいるほどの人気となりました。
その理由は、修了生の約52%14名が起業の夢を実現したという実績と、生協組合員の大多数を占める女性が対象であったことのようです。
お申込、お問合せいただいたみなさん、ありがとうございました。
■「第4期起業塾」の事前説明会を行いました
1月9日(金)には、1月17日(土)に第一回講座で開講した「第4期起業塾」の受講生とキャンセル待ちのみなさんを対象とした事前説明会をパルシステム新大塚分室(東京・文京区)にて行いました。この説明会には1都6県の会員生協の組合員11名が参加しました。
まずは、本講座のコーディネーターであり、多数のNPO法人の立ち上げを支援してきた山根眞知子さん(特定非営利活動法人NPO事業サポートセンター)から、セカンドリーグの「起業塾」の特徴と全5回の講座内容について説明がありました。
■地域活動やグループ活動も広く起業と捉えます
特徴としては「目的を持ち、組織として継続することなら、地域で始める小さな活動やグループ活動も広く“起業”と捉えています。一般的な起業講座と違い、起業が、コミュニティや豊かな地域社会作りのきっかけとなることを大切にしています」と話されました。
1.起業のゼロから学べること
会社勤めなどの経験がなくても分かるよう経営の基礎を学ぶ座学と、ワークショップで自分のものにすること。受講により起業テーマが具体化でき、事業の形が見えてくること。
2.起業するまでをバックアップ
塾修了後も、講師陣と卒業生や塾生がメーリングリストや実際に顔をあわせる「オフ会」などでつながり、支援を受けられることなどの説明もありました。
修了生の事例報告では、オンラインパルやホームページで手作りジャムを販売する「ママのジャム」第1期修了生 橘和子さんの事例などが紹介されました。(※)
■障害のある子どもたちが、将来、人との繋がりのなかで働ける場所を作るために
説明後の質疑応答では、「郷里の駐車場を活用し、何か始めなければいけないのですが、“何か”はまだ、決まっていません。そういった場合でも受講できるのでしょうか」「受講したら起業できると思ってもよいのでしょうか」など、たくさんの質問があがっていました。
参加者のドゥコープの組合員さんは「社会福祉に関する起業をしたいと思っています。将来、障害のある子どもたちが様々な人たちと繋がりながら働き自己実現できるような場所を作りたいと思ったからです」と応募の動機を語っていました。
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