本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2008年11月27日

「スリランカ 森林再生プロジェクト 活動支援カンパ」の結果と活動進捗をご報告します
2008年、パルシステムではご利用ポイントの交換のひとつとして、スリランカ森林再生プロジェクトの活動支援カンパに取り組んでいます。組合員のみなさんから今年3回のポイント交換で、合計351万6000円(2月:190万7000円、3月:3万5000円、4月:104万円、5月:5000円、6月:51万8000円、7月:1万1000円)のカンパが寄せられました。ご協力ありがとうございました。

■プロジェクト進捗報告が届きました

 「森林再生プロジェクト」は、パルシステムが、世界各国で活動している国際NGOプラン・ジャパンと提携し、パルシステム独自の国際支援活動としてスリランカで環境教育・森林再生を目指して取り組んでいるプロジェクトです。

 お預かりした351万6000円のカンパは、三ヵ年の計画の中で、分水地点管理、環境保護啓発活動、植林・森林管理、農業指導などさまざまな活動に使われていきます。ご協力ありがとうございました。

 プラン・ジャパンより、スリランカ現地の近況報告が届きましたので、ご報告させていただきます。


スリランカにおける森林再生プロジェクト 進捗ご報告書(2008年11月)


植林に向けて、苗木の配布や土地の整備作業が本格的に始まりました。子どもクラブの活動も活発になり、苗木の育成に貢献しています。

森林農業活動と農家の選定
森林農業活動を行う農家の選定が終了し、最終的に70の農家が決定しました。2008年11月の第2週には、農地の準備が整い、3,750本のチークの苗木が配布されます。今後農家からさらに3,750本の苗木が提供される予定です。これらの苗木は農家が自分たちの苗床で育成しているものです。

子どもクラブによる森林再生プログラム
エタウェラゴレワ、ルヌペヒクチャワ、カダワス・ランベワ、パラナ・ハルミレワ、ガレガマ、パンディガマ、エタカダの各コミュニティで7つの子どもクラブが設立されました。これらの子どもクラブは、6つの苗床を管理し、植林用の苗木約6,000本を育てています。苗の育成に加えて、それぞれのクラブの子どもたちは、スポーツ大会や森林保護、生物の多様性をテーマした話し合いを通じて、交流を深めています。

分水地点総合管理トレーニング
5つの農家グループを対象に、分水地点総合管理トレーニングが3回行われました。トレーニングには、男女あわせて93人が参加しました。参加者は分水地点総合管理の概要と重要性を理解し、また小規模灌漑用貯水池の造成についても学びました。

森林再生プロジェクト
植林用の苗木10,000本が3つの農家グループに支給されました。残りの苗木は11月第1週にその他の農家グループに配布される予定です。植林地では区画割りと植穴の掘削作業が進められており、11月中にはすべての植付けが完了する予定です。

保護地区のモデル学校のモデル庭園
モデル庭園の造成に必要な整地用と灌漑用器具が2校に支給されました。整地作業に続いて、区画分け作業と生垣の設置が完了し、植林に向けた準備が着々と進んでいます。

エタウェラゴレワ コミュニティ
の子どもクラブが管理して
いる苗床



マハディウルウェワ小学校では、たい肥を作るコン
ポスト(左)と生垣(右)ができました。

植林地の整備と区画割りも進められています



もっと知りたいスリランカ(2)「スリランカの紅茶」
 かつてセイロンと呼ばれていたスリランカの紅茶は、「セイロンティー」として有名です。

 スリランカでの紅茶の歴史は19世紀にさかのぼります。イギリス植民地時代はコーヒーが栽培されていましたが、1870年代後半にコーヒーの木が害虫による大打撃を受けた後、コーヒーに代わって紅茶の木が植えられたのが始まりです。コーヒー農園の跡地に紅茶の木が植えられ、大規模な農園が次々と誕生しました。

 強い日差しと涼しい気候の山岳地帯は、紅茶の生産に適しており、主に島の中央山岳地帯と、東南端の平地で紅茶が栽培されています。農園のある場所の標高により、紅茶は「ハイグロウンティー(高地産茶)」、「ミディアムグロウンティー(中地産茶)」、「ロウグロンティー(低地産茶)」の3つの種類に分類されています。中でも、ウバ、ヌワラエリア、ディンブラで採れるハイグロウンティーは、セイロン紅茶の中で最高級品とされています。

紅茶農園。女性たちが紅
茶の葉を摘んでいます。

紅茶の木。葉の摘み取りは、プラッキングといわ
れ、芯芽とそのすぐ下の若葉2枚を収穫します。



紅茶農園の近くにある紅茶製造工場。
下から風を送り摘み取った生葉を萎れ
させます。

工場で働く女性。さまざまな工程を経て
出来上がった紅茶は市場に出荷されま
す。スリランカの紅茶生産量は、インド
に次いで世界第2位、輸出量は世界第1
位です。




このページの上へ戻る