■産地へ行こう。ツアー
パルシステムでは、今年度「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、さまざまな形で24のツアーを企画しています。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。
■「ふーどの有機野菜セット」をご利用頂いている組合員が参加

千葉県は、絶好の収穫日和でした |
11月1日には、千葉県山武郡芝山の産直産地、ちば風土の会で「産地へ行こう。」収穫祭「フェスタオルガニカ2008」を開催しました。
今回は、生産者の「ふだんパルシステムの有機野菜を食べてもらっている組合員さんに来て欲しい」との希望により、パルシステムの「ふーどの有機野菜セット」(*)に案内を入れ参加者を募集しました。約180名の応募者の中から、組合員とその家族111名が集まり、生産者やスタッフを加え、およそ160名が参加しました。
■さつまいも、小松菜、大根、人参、ラディッシュの収穫を体験

ちば風土の会の寺内氏 |
当日は、快晴で絶好の収穫日和となりました。
ちば風土の会の生産者で、フェスタオルガニカ実行委員長寺内金一氏の「消費者である組合員との顔の見える関係を大事にしながら、安心安全な野菜を作り続けたいと思っています。たくさん野菜を食べることで私たちの取り組みを応援して下さい」とのあいさつで始まりました。

大きなさつまいもを掘り出してニッコリ |
参加者は、引き続いての生産者の紹介にも、ふだん食べている野菜の生産者とあって、熱心に耳を傾けていました。
次はいよいよ収穫体験です。野菜は生産者が、この日のために、毎日、心を込めて手入れをして育ててくれたものです。
収穫のメインは、お芋掘り。紫芋、金時芋など三種類のさつまいもと小松菜、大根、人参、ラディッシュの収穫をしました。大きなさつまいもを掘り出して、大満足の参加者でした。
お昼には、みんなでついた、つきたてのお餅や自分で作ったおにぎり、女性生産者が作って下さった地元の野菜たっぷりの豚汁を頂きました。豚汁の美味しさの秘密は地元の野菜と生産者の手作り味噌とのことでした。どの料理もおいしく、手作りのお漬物も大人気でした。
■“買うこと、食べること”で有機農業を応援

もちつきもしました |
閉会式では、生産者から「有機農業を続けていくのは、消費者のみなさんの理解がないと難しいです。これからも多くのご利用をお願いします」というお話がありました。
パルシステムの青果の子会社、(株)ジーピ−エスの高橋常務からは「消費者の食への不安が広がっていますが、『ちば風土の会』の野菜は安全性の高い、なかなか手に入らない野菜です。食べてくれる人がいてこそ、作り続けることが出来ます」と総評されました。
参加者からは「いつも安全でおいしい野菜を作って頂いてありがとうございます。これからもおいしい野菜を楽しみにしています」「直接、生産者のお顔を見て、今まで以上に大切に食べようと思いました」「有機農業は大変だと思いますが、どうぞ頑張って下さい。これからも“買う、食べる”という形で、応援していきたいと思います」などの声があがっていました。
参加者の感謝の声とたくさん収穫できた喜びの笑顔で終了したフェスタオルガニカ、大切に野菜を食べたいという参加者の思いと、安全で安心な野菜を届けたい生産者との思いが呼応し、なごやかな収穫祭となりました。
|