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掲載日:2008年11月6日

産地へ行こう。岩手県軽米町
「森と高原の軽米、雑穀と飼料米のツアー」を開催しました
10月24日(金)〜26日(日)までの3日間、岩手県軽米町で「産地へ行こう。」初企画、「森と高原の軽米、雑穀と飼料米のツアー」を開催しました。雑穀の産地として知られる軽米町は、パルシステムの豚肉の産直産地「ポークランドグループ」(秋田県)の豚肉の飼料米を作っている地域です。

■「産地へ行こう。」ツアー

 パルシステムでは、今年度「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、さまざまな形で24のツアーを企画しています。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。


■パルシステムの「日本のこめ豚」の飼料米を作っている岩手県軽米町

芝桜植栽場で記念撮影

 10月24〜26日には、岩手県北部の軽米町で「産地へ行こう。森と高原の軽米、雑穀と飼料米のツアー」を開催しました。「産地へ行こう。」初登場のこの企画には、生協組合員とその家族約23名が参加しました。

 パルシステムの産直産地「ポークランドグループ」(秋田県)の豚用の飼料米(*)を作っている産地で、飼料米と雑穀の知識を深め、炭焼きを体験し、軽米の秋の味覚を堪能しました。



■炭焼き体験と飼料米のほ場見学

生産量日本一を誇る炭焼きを体験

 24日、最初に向かったのは、雪谷川ダムのフォリストパークの炭焼き体験施設です。

 丸太をナタとのこぎりで割る作業と原木を適度な長さに切る玉きりを、たっぷり1時間行いました。そして、体験用の炭窯に原木を並べ、白樺の皮で火をつけ、火入れ作業を行いました。初めての薪わり体験にみんな満足そうでした。

 次に飼料米のほ場を見学しました。稲刈りは先週終わったという事でしたが、JA新いわての方から飼料米について長時間、辺りが暗くなるまで説明していただき、参加者も、熱心に質問していました。

 ニュー軽米カントリークラブでの夕食懇親会では、軽米町の田中良一副町長から歓迎のごあいさつを頂き、参加者の自己紹介を行い、参加者同士の親睦が深まりました。


■堆肥化施設見学と芝桜植栽体験

芝桜を植栽しました

 翌25日、最初の見学先は十文字チキンカンパニーの堆肥化施設でした。この施設は、一日80トンの処理能力があり、作られた堆肥は、地元の農家や北海道の農産物用に活躍しているとのことでした。

 その後、軽米町の総合運動施設、ハートフルスポーツランドで、芝桜の植栽体験を行いました。スポーツランドのゴルフ場の会員も、全体の3分の2にあたる40人もの方が参加して下さり、一緒に1000株ほど植えました。パーゴルフ協会の会長からは、「来年芝桜の咲くころパーゴルフ大会を一緒に行いましょう」とのあいさつを頂きました。

 昼食は、生産者の方が地元の山で採ったという、天然マツタケの入った薫り高いマツタケご飯とキノコのたっぷり入ったひっつみ汁など、地元の郷土食をいただきました。


■「えごま」の加工施設と歴史民族資料館を見学

 この日は、えごま加工施設も見学し、「えごま」とその取り組みについて説明を受けました。軽米町が、えごま油作りに取り組み始めた目的は、販売利益のためではなく、自身や家族の健康のためとのお話でした。そして、えごま油の瓶詰を体験しました。

 最後に、軽米町歴史民俗博物館を見学しました。藤田館長から、「縄文文化と雑穀の関わり」「軽米と馬の関わり」「鉄との関わり」など、軽米の歴史と文化の背景について丁寧な説明を受け、ますます軽米についての理解が深まりました。

 そして、夕食交流会用に、えごまのたっぷり入った郷土料理の「くしもち」づくりを行いました。交流会では、この地の伝統芸能、子供達の山内神楽を鑑賞しました。地元の文化を子孫に受け継ぐ地道な活動と鍛錬されたかわいい子供たちの演技に、参加者から盛大な拍手がわき起こりました。

 軽米町の山本町長、川原木町議会議長なども交えての生産者交流会では、熱い思いを持つみなさんの活発な意見交換がなされました。


■地元のお祭りで55.9mの巻き寿司作りや郷土芸能を鑑賞

地元のみなさんと55.9メートルの巻き
寿司を作りました

 26日は、地元のお祭り「食フェスタinかるまい」に参加しました。このお祭りのメインイベント、全長55.9(ごこく)メートルの長い五穀巻き寿司を地元のみなさんと一緒に作りました。みんなで協力してお寿司を巻き上げた達成感は格別でした。

 昼食はバーバキューの軽米牛に舌鼓を打ち、二戸から帰路に着きました。

 参加者からは「友だちに誘われてきましたが、軽米町がこんなによいところだと思いもよらず感激しました。神楽も大変感激しました」「炭焼き体験がすごく楽しかったです」「パルシステムの『日本のこめ豚』の豚の飼料米を作るという価値ある試みを、これからも応援していきます」などの感想があがっていました。

 軽米町では、みんなに気軽に声をかけてもらい、「また軽米にきてね!」と言ってもらいました。軽米の食、文化、歴史に触れ、町民みんなが心から歓迎してくれていることを実感し、軽米ファンをたくさん作った3日間の「産地へ行こうツアー」となりました。



【資料】

自給率向上と農業再生を目的として、軽米町で作ったお米を配合した飼料米で育てたポークランドの豚肉は、今年2月より「日本のこめ豚」として商品化し、組合員のみなさんからご好評を頂いています。


(*)飼料米と「日本のこめ豚」について、詳しくは下記をご覧ください。

食料自給率向上のために、産直産地の国産米を飼料に配合 「日本のこめ豚」新発売!(2008年1月21日 プレスリリース)

社会貢献レポート 夢では終わらせない飼料米という挑戦




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