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掲載日:2008年10月28日

産地へ行こう。「ふーどの牛肉 秋の牧場体験ツアー」 を開催しました
10月22日(水)、23日(木)、秋の北海道に「ふーどの牛肉」の生産者を訪ねる牧場体験ツアーを行いました。組合員とその家族31名が参加し、牛肉生産の現状や課題など、生産者との交流を通し多くのことを学んだツアーとなりました。

北海道の澄んだ空気のなかで記念撮

■「産地へ行こう。」ツアー

 パルシステムでは、今年度「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、さまざまな形で24のツアーを企画しています。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。


■「ふーどの牛肉」生産者を訪ねる牧場体験ツアー

 10月22日(水)、23日(木)には、秋の北海道弟子屈町と釧路市に「ふーどの牛肉」の生産者を訪ねる牧場体験ツアーを行いました。このツアーには、組合員とその家族31名、COOPノーザンび〜ふ産直協議会の生産者8名、スタッフなど合計41名が参加しました。

 ワタミファーム弟子屈牧場、榛澤牧場(釧路)では、実際にアンガス牛と触れ合うことができました。また生産者のみなさんと「ふーどの牛肉」学習会と夕食交流会も行いました。紅葉の北海道で、牛肉生産の現状や課題など、多くを学んだツアーとなりました。


■「ふーどの牛肉」学習会と夕食交流会で畜産の現状を学びました

ワタミファーム弟子屈牧場の宮下盛次
さん

 22日は、女満別空港からバスで、北海道の絶景ポイント、美幌峠へ向かいました。車中では、参加者の自己紹介などを行いました。「牛が大好き」という方や、「北海道は初めて」という方、学校の勉強も大切だけど、この体験も必要だとお子さんとともに参加したという方もいました。

 美幌峠では、屈斜路湖と中島が雄大な姿を見せてくれました。少し霧につつまれた湖の様子が幻想的でした。

 その後、宿泊地で、パルシステムの「ふーどの牛肉」の生産者、宮下盛次さん(ワタミファーム弟子屈牧場)、榛澤牧場の榛澤さんご夫妻、内藤牧場の内藤さんの奥様が参加してくださり、「ふーどの牛肉」の学習会を行いました。学習会では、牛肉生産の現状について「生産効率の追求や消費者が霜降り肉を求めるあまり、牛の生理機能に無理を強いるような穀物飼料中心の生産となっている」ことなどの説明がありました。さらに、こうした生産方法と「ふーどの牛肉」の生産方法の違い、現状や課題、これからの進むべき方向性も含めて、わかりやすく説明していただきました。

 食べものとしての牛肉を考えることはあっても、その牛肉になる牛の育つ環境や飼料などについては知る機会が無かったので、生産者のみなさんお話は大変勉強になり、牛肉という食べものの育つ背景について考えるよいきっかけとなりました。

 勉強会の後の夕食交流会では「ふーどの牛肉」の試食も用意していただき、赤身の旨みを味わいました。生産者のみなさんと忌憚なく話し合い、夜遅くまで盛り上がりました。


■ワタミファーム弟子屈牧場見学と榛澤牧場でのサプライズ体験

榛澤牧場の放牧地でゆったり育つアン
ガス牛

 翌23日は、弟子屈町のワタミファーム弟子屈牧場に生産者の宮下さんを訪ねました。ワタミファーム弟子屈牧場では、「ふーどの牛肉」となるアンガス牛はもちろんのこと、交雑種や、ジャージー牛など、様々な牛を見学させてもらい、それぞれの牛種の特徴も教えてもらいました。

 学習会でもお話のあった飼料(*)を実際に見せてもらったり、子牛にミルクを与えたりと、牧場ならではの体験もしました。

 午後には、榛澤牧場に向かいました。榛澤さんには、主に放牧地を見学させてもらいました。広大な放牧地では、アンガス牛がゆったりと時間を過ごしていました。榛澤さんたちが「ボーボーボー」と牛たちを呼ぶと、はるか遠くにいた牛たちが群れをなして近づいてくる様子が印象的でした。


子牛にミルクをあたえてみました
(ワタミファーム弟子屈牧場)

 また、放牧地で実際に子牛が生まれるという感動的な瞬間に立ち会うこともできました。榛澤牧場では、特に問題が無い限り放牧地で自然に分娩をさせる飼育方法をとっているとのことで、その瞬間を、最高のサプライズとして牛がプレゼントしてくれました。

 生まれた瞬間、子牛の様子がおかしく心配しましたが、様子を見に行った榛澤さんが両手で大きな○印を作って知らせてくれたときには、そこにいた全員から「よかった!」と安堵の声がもれました。


■生産者の牛にかける思いを実感した「産地へ行こうツアー」

 2日間という短い時間ではありましたが、アンガス牛を間近に見たり、新しい生命の誕生にも立ち会うなど、貴重な体験をすることができました。

 紅葉の北海道を楽しみながら、牛肉生産の現状や今後の課題など、さまざまなことを学び、生産者の牛にかける思いを実感できた「産地へ行こうツアー」でした。

 参加者のみなさんからは、「牛肉が食べられるまでの過程について、今まで知らなかったこと、気がつかなかったことを、たくさん勉強させていただきました」「生産者の皆さんのご苦労、良い牛肉をつくるための努力などがよくわかりました。「ふーどの牛肉」を注文することで、応援していきたいと思いました」「一般の牛肉と「ふーどの牛肉」との違いや、畜産の現状が良くわかりました」など、たくさんの声をいただきました。



【資料】

肉牛の飼料*

肉用牛のエサは、栄養価によって主に『濃厚飼料』と『粗飼料』に分類できます。
生産者はそれぞれの飼料の特徴を生かし、哺乳期・育成期・肥育前期・肥育後期といった牛の成長段階に合わせて、各飼料を使い分けながら与えています。
パルシステムの産直産地で使われるエサは、生産者の飼育方法や地域の特性を生かしたものであることが前提。各生産者のエサの内容は提出することが義務づけられ、パルシステムが認証したものが使われています。

どんなエサを食べているの?(パルシステムの産直肉)

パルシステムの「ふーどの牛肉」については、詳しくはこちらをご覧ください。

ふーどの牛肉(パルシステムの産直肉)




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