本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2008年9月22日

「スリランカ 森林再生プロジェクト 活動支援カンパ」の結果と活動進捗をご報告します
2008年、パルシステムではご利用ポイントの交換のひとつとして、スリランカ森林再生プロジェクトの活動支援カンパに取り組んでいます。組合員のみなさんから今年3回のポイント交換で、合計346万4400円(2月:190万6000円、4月:104万円、6月:51万8400円)のカンパが寄せられました。ご協力ありがとうございました。

■プロジェクト進捗報告が届きました

 「森林再生プロジェクト」は、パルシステムが、世界各国で活動している国際NGOプラン・ジャパンと提携し、パルシステム独自の国際支援活動としてスリランカで環境教育・森林再生を目指して取り組んでいるプロジェクトです。

 お預かりした346万4400円のカンパは、三ヵ年の計画の中で、分水地点管理、環境保護啓発活動、植林・森林管理、農業指導などさまざまな活動に使われていきます。ご協力ありがとうございました。

 プラン・ジャパンより、スリランカ現地の近況報告が届きましたので、ご報告させていただきます。


スリランカにおける森林再生プロジェクト 進捗ご報告書(2008年8月)


スリランカは、9月になると雨季を迎えます。プロジェクトでは雨季の始まる9月の植林開始を目指して、苗木の育成が順調に進められています。また、子どもたちと住民を対象に、苗床管理や分水地点管理などに関するトレーニングも行われています。

森林農業活動と農家の選定
森林農業活動を行う農家の選定が進められ、これまでに15の農家が決定しました。選ばれたそれぞれの農家には、活動内容についてオリエンテーションが行われました。また、3つのコミュニティで苗床の管理をしている人々の中から、苗床管理の責任者として1人が選ばれました。

子どもクラブによる森林再生プログラム
これまでに5つの子どもクラブが設立され、各子どもクラブのメンバーは植林用の苗木を育てることになりました。苗木を育てるために必要な資材はプランが提供しました。また、子どもクラブの結束を強めるため、学校が休みの日にはスポーツ大会などが行われました。

分水地点総合管理トレーニング
パラナ・ハルミレワコミュニティでは、農家グループと子どもクラブのリーダーを対象に、2日間の分水地点総合管理トレーニングが2回行われました。トレーニングには、あわせて70人が参加しました。参加者はこのトレーニングで、自然資源保護に関する知識を身につけました。また、分水地点管理について、分水地点総合管理の概要、プロジェクトの計画、分水地点管理における政府とコミュニティの役割など、農家のリーダーと子どもクラブのリーダーとして理解しておくべき事柄を学びました。

森林局との森林再生プロジェクトについての話し合い
2008年8月20日に、森林局とプラン・スリランカ、パートナー団体の代表者が集まり、これから訪れる雨季に備え、植林地の選定方法、それぞれの苗木の植林地、カダワス・ランベワ コミュニティの貯水池の防火帯つくりについて話し合いました。

森林局が管理する苗床では3万本の苗木が育てられていますが、育った苗木は9月に植林地に配布される予定です。これらの苗木は、植林後80%が確実に生育するよう管理されます。

保護地区のモデル学校3校のモデル庭園
モデル学校に選ばれたエタカダ、マハディウルウェワ、パラナ・ハルミレワの3校で、モデル庭園の整地が終わり、庭園設立に必要な資材を購入しました。

パラナ・ハルミレワコミュニティで行われた、農家グループと子どもクラブを対象にした分水地点総合管理トレーニング。おとなも子どもも、積極的にトレーニングに参加しました。

もっと知りたいスリランカ「スリランカの世界遺産」(1)
スリランカは北海道を一回り小さくしたほどの小さな国ですが、古代から仏教王国として栄えてきました。そのため、ユネスコによって採択された世界遺産が7箇所も登録されています。今からおよそ2500年以上も前にスリランカ最古の都となったアヌラーダプラ、約300年間王朝最後の都市の役割を果たしたキャンディ、巨大な涅槃仏のあるポロンナルワ、高さ195メートルもある岩山中腹の洞窟に美女の壁画が描かれたシーギリヤ、石窟寺院のあるダンブッラ、オランダ人によって作られた町並みが残るゴール、唯一の自然遺産として熱帯雨林があるシンハラージャ森林保護区です。

標高300メートルほどの山々に囲まれた古都キャンディには、仏陀の歯が安置されている仏歯寺があります。キャンディの町の中央に位置するこの寺には、絶えることなく参拝者が訪れます。寺はキャンディ湖のほとりにあり、湖面には仏歯寺の姿が美しく映し出されています。

毎日多くの人が訪れる仏歯寺とキャンディ湖


なお、スリランカの文化を初めて本格的に紹介する特別展「スリランカ−輝く島の美に出会う」が2008年9月17日〜11月30日まで東京国立博物館で開催されます。


このページの上へ戻る