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掲載日:2008年9月10日

飼料米への情熱と白神山地の自然
産地へ行こう。「津軽のロマンを感じるツアー」を開催しました
9月5日(金)〜7日(日)までの3日間、パルシステムの産直たまごや産直米「青森つがるロマン」の産地、青森県藤崎町にて「産地へ行こう。津軽のロマンを感じるツアー」を開催しました。組合員とその家族20名が参加し、養鶏の生産現場、学習会やほ場見学などを通じて生産者と交流しました。

パルシステムでは、今年度「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、様々な形で24のツアーを企画しています。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。


■「ふーど米」や「玄米玉子」を生産する青森県藤崎町

白神山地での記念撮影

 青森県藤崎町は、産直米「青森津軽ロマン」と産直たまごおなじみの産地です。JA津軽みらいの常盤地区(旧JA常盤村)は、パルシステムのトップブランド「ふーど」と特別栽培米「エコ・チャレンジ」の栽培が3分の2を占める環境保全型農業を進めています。

 常盤村養鶏農業協同組合(常盤養鶏)は、「ふーど」をはじめエサや成育環境にこだわった卵を生産。今年1月には、エサに飼料用の米を配合して育てた数量限定「トキワの玄米玉子」を発売し、組合員の皆さんから大きな反響をいただきました。

 また、藤崎町は、ファームステイを実施するなど産直交流事業にも地域ぐるみで取り組んでいます。


■世界遺産、白神山地散策

田舎館村の田んぼアート、4種類の稲
で作られた大黒様

 9月5日〜7日に開催した、「産地へ行こう」企画初の「津軽のロマンを感じるツアー」には、組合員とその家族20名が参加しました。

 1日目は、まず白神山地ビジターセンター(青森県中津軽郡)を見学しました。タテ15mヨコ20mの超大型スクリーンにて世界遺産白神山地「いのち輝く森」を鑑賞しました。国際的な生命学者ライアル・ワトソン博士が、向白神岳をバックに白神山地の遺産価値などを語る内容です。参加者は、大迫力の映像に感動したと感想を話していました。

 その後、世界遺産「白神山地」を地元のガイドさんに案内していただきました。白神山地と植物についての説明を受けながら、1時間20分ほど散策しました。物足りなかった人のなかには、翌朝、1時間ほど奥まで歩き、暗門の滝まで散策した人もいました。


■ほ場見学や郷土料理で藤崎町のみなさんと交流

 2日目は、地元、藤崎町のみなさんとの交流です。パルシステム東京の組合員さんが播種した、有機大豆のほ場やパルシステムの「ふーどのお米」のほ場を見学しました。稲穂の緑が濃く、明らかに隣のほ場と違って元気に見えました。次に、JA津軽みらいで研究している豚や鶏の飼料となり自給率の向上につながる飼料米、「むつほまれ」、「べこあおば」の田んぼを見学しました。生産者の方から、飼料米やふーどのお米について、有機大豆を作る苦労などのお話をうかがいました。


藤崎町の農業などについて学びました

 次は、いよいよ生産者との郷土料理での交流会です。JA津軽みらいの常盤支店で、「なすのシソ巻き」などの料理を生産者のみなさんと一緒に作りました。

 ミズの炒め煮、にんにくパワーコロッケ、常盤養鶏の玄米たまごの温泉たまご、みょうがとおくらのコラボ、ニンニク入りクッキーなど11種類以上の料理、とれたてのリンゴ、メロンなどの果物がテーブルに並びました。どれも家庭の手づくりの味でした。産直米「つがるロマン」のおにぎりもとてもおいしく、食べきれないほどでした。郷土料理と生産者のみなさんとのおしゃべりを楽しんだ後は、一緒に温泉にも入りました。

 そして藤崎町の福祉について福祉協議会事務局長の成田さん、JA津軽みらいについては職員の鎌田さん、常盤養鶏について常務の能登谷さんから、それぞれお話をうかがいました。みなさん、面白く、わかりやすく、レクチャーして下さいました。


■常盤養鶏でたまごの学習

ふーど米のほ場

 3日目は常盤村養鶏農業協同組合で、たまごについて学びました。

 近代的なトキワ農場、「トキワの玄米たまご」や「ふーどの平飼いたまご」の常盤養鶏、農場で産まれたたまごを洗浄殺菌、サイズ分け、包装する施設、GPセンターなどについて、ビデオを見ながら、学習しました。みなさん興味を持って、熱心に質問していました。

 最後に、JA津軽みらいの鎌田さんが、「みなさんにお願いがあります。今よりも20パーセントお米を多く食べて下さい。そうすれば減反もしなくていいですし、お米の値段が乱高下しなくて済みます」と熱く話されていました。

 参加者からは、「生産者のみなさんや、食べ物が育つ土地のことを知って、商品として注文して買うだけでは分からない“生産者とのつながりや感謝の念”を感じました。これで、なにげない毎日の食生活も豊かなものに感じられそうです」「おコメの生産者も、卵の生産者も、苦労の割に収入が少ないことを知りました。政治家も、もっと農業の現場を見て、生産者のみなさんと話し合って欲しいと思いました」「心のこもったお料理をいただき、地元の方々ともお話ができ、お風呂に一緒に入って、藤崎町が大好きになりました」と感想を語っていました。

 より深く青森県藤崎町の農産物と地域の人々を知り、藤崎町ファンをたくさん作ったツアーとなりました。


【資料】

※1 藤崎町(青森県)食料と農業に関する基本協定

2001年5月、藤崎町(旧常盤村)、JA津軽みらい(旧JA常盤)、パルシステム東京、パルシステム連合会で調印し、設立しました。05年合併に伴い藤崎町と再調印し、新たに常盤養鶏が加わっています。

 目的は、基本協定に基づく生協組合員参加企画や商品事業および地域活性化事業の取り組みを進めることで、事務局には商工会も参加しています。

 これまでの活動は、有機大豆の生産を支える「大豆栽培」や現地および東京で開催する「味噌づくり」など、生協組合員と生産者の交流を進めてきました。2008年2月に行われた「手作りみそ品評会」では、JA常盤村の生産者に審査員を務めていただきました。一方「米」「味噌」「豆腐」「卵」「リンゴ」など商品事業を進め、「温泉廃湯活用野菜ハウス」などの「地域新エネルギービジョン」や直売所「ときわ食彩館」などの事業も推進しています。

 また常盤養鶏では2008年1月、飼料米をエサに使用した「玄米玉子」を開発し、パルシステムのインターネット注文で供給しました。



<関連リンク>

「トキワの玄米玉子」数量限定で新発売(2008年1月15日プレスリリース)

JA常盤村(現JA津軽みらい・パルシステムの商品 産地・生産者一覧)




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