
リユースペットボトルとセット箱 |
パルシステムでは、地球環境保全のために、環境に負荷を与えないくらしや事業の実現に向け、さまざまな取り組みを行っています。取り組みの一環で、2003年秋からペットボトルリユースの研究を行ってきました。2006年度と2007年度には、リユースペットボトル飲料水を販売・回収・洗浄・再充填する実証実験に取り組み、ペットボトルリユースのしくみや消費者(組合員)意識の検証を行いました。
今年3月に設置された環境省の「ペットボトルを始めとした容器包装のリユース・デポジット等の循環的な利用に関する研究会」(座長:安井至 国連大学名誉副学長、東京大学名誉教授)では、パルシステム連合会から若森資朗理事長が委員として出席し、ペットボトルリユースに関する論議と併せて、ペットボトルのリユースを中心としてリユースシステムの有用性を展望する「中間とりまとめ」作成に関わりました。
そして、8月30日から環境省が実施するリユースペットボトルの実証実験に、パルシステム連合会は会員生協のパルシステム千葉と協力して参加します。今回の実験ではデポジットを導入し、クローズドシステム(宅配販売)をパルシステムが、オープンシステム(地域店舗店頭販売)を千葉県柏市と神奈川県横浜市の3店舗が担当します。
クローズドシステム実験期間は9月1日(月)から12月26日(金)までで、パルシステム千葉・柏センターの柏市在住の組合員を対象に行います。商品の供給後、使用済みのペットボトルを回収・洗浄し、飲料を充填して再度販売するもので、同じ容器を2回使用します。

ボトルの洗浄 |
この実験を通して、リユースペットボトルの環境負荷、経済性、消費者(組合員)の意識などを改めて検証し、さらに食品衛生・品質確保の仕組み、リユースペットボトルを導入する場合の社会システムのあり方を考えていきます。
実験では、過去2回と同様に、国内で初めて製造した「耐熱リユースPETボトルとキャップ」を使用します。キャップはリユースを簡易に進めるため、開封する際にキャップにリング(通常は本体に残ってしまう)が付いてくる製法を導入しています。
また、第1回供給に使用する商品は、山梨県富士山麓のメーカーが製造しています。回収した容器は東京都内でリユースびんの洗浄を行っている工場の洗浄ラインを使用し、洗浄後再使用します。
■期間(クローズドシステム) 2008年9月1日(月)から12月26日(金)
■供給センター パルシステム千葉・柏センター(柏市の組合員対象)
■スケジュール
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商品のお届け |
容器回収 |
1回目 |
09/01〜09/05 |
〜10/17 |
2回目 |
11/10〜11/14 |
〜12/26 |
■第1回供給商品 富士山麓の天然水(1.5リットル×4本セット) 600円(税込・デポジット4本分80円を含む)
■供給予定量 1回に1,000本 ※2回の取り扱いでのべ2,000本を予定。
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