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掲載日:2008年8月21日

ご協力ありがとうございました
「畜産生産者応援カンパ」に約2800万円集まりました
パルシステムは、6月末から約1カ月間、深刻な経営危機に陥っている産直肉・牛乳・たまごの生産者を支援する「畜産生産者応援カンパ」に取り組みました。組合員の皆さんからのカンパは、2,305万9,200円でした。パルシステムグループ、役・職員などの組織カンパを合計し、総額2,830万1,037円となりました。多くのみなさまのご協力ありがとうございました。

■畜産生産者応援カンパ

 原油や穀物価格の高騰により、飼料の大半を輸入に頼る畜産生産者は深刻な経営危機に陥っています。パルシステムは、6月末から約1カ月間、緊急措置として産直肉・牛乳・たまごの生産者を支援する「畜産生産者応援カンパ」に取り組みました。

 組合員のみなさんには、注文用紙(現金)とポイント振替方式でのカンパを呼びかけたところ、合計で2,305万9,200円が寄せられました。また、生産者への激励のメッセージもたくさん寄せられました。

 ご協力いただいたみなさんに心より感謝申し上げます。

 お預かりしたカンパは、メッセージとともに、出荷団体や生産者に届けます。対象は、牛肉、豚肉、鶏卵、牛乳の各産直産地、計39団体です。原則として蓄種別・出荷金額に経営規模など考慮して配分します。カンパ金は、値上がりした飼料代の一部や、国産自給飼料拡大への取り組みなどへ充当させていただきます。


●畜産生産者応援カンパ 内訳

組合員カンパ
注文用紙(現金) 10,522,200円
ポイント 12,537,000円
合計 23,059,200円

組織カンパ 5.241.837円

*パルシステムグループの役・職員、子会社社員などから寄せられたカンパです。



「カンパ」「メッセージ」に託された組合員の意思を
重く受け止め、今後も産直産地への支援を続けます。

穀物や原油の価格高騰が多くの人の関心を集めている昨今ですが、その影響が飼料代の急増などの形で、国内の畜産業者を深刻な経営危機に陥らせていることまではなかなか知られていません。 そのなかで、今回、これだけ多くの方からカンパやメッセージが寄せられたことはうれしい驚きでありました。またその「行動」で表明された「産直産地を支えたい」という組合員のみなさんの意思や志をパルシステムは重く受け止めています。

パルシステムでは今後も必要な価格改定も含め、今後も引き続き産直産地への支援を続けていきます。組合員のみなさんも、畜産業者の現状を見守っていただけるようお願いいたします。

パルシステム連合会 産直事業部長 野村和夫

※9月3回商品カタログ裏面より一部抜粋


<組合員のメッセージの1例>
「行動をおこしていかねばならぬ時期にきていることを痛感」
まっすぐに食物にむかい、作ってくださっているみなさんのおかげで子どもは元気に成長し家族幸せに過ごすことができています。どうもありがとうございます。みなさまも家族の生活、健康があってこその仕事であることに変わりはありません。ともに、健康で人として幸せに過ごせるようになるとよいですね。行動を起こしていかねばならぬ時期にきていることを痛感しています。Chakkaさん/コープやまなし

【資料】

飼料高騰の背景

日本の飼料自給率は25%(2006年度/農林水産省「飼料をめぐる情勢」2008年4月)です。穀物飼料の6割を占めるとうもろしはすべて輸入であり、約96%がアメリカ産です。

バイオエタノール政策をとるアメリカのとうもろこし生産者は、バイオエタノール用の飼料生産・販売に切り替え、とうもろこしの割合が激減しました。これにより飼料用とうもろこしの国際相場が急騰し、配合飼料の価格が30〜40%も値上がりしました。

生産コストの約6割を飼料代が占める畜産生産者にとってこれは緊急事態です。飼育頭数500頭の養豚業者の例では、2年前に比し、月75〜80万多くかかることになります。長くパルシステムの産直を支えてきた生産者もやむなく、畜産をやめてしまうケースも出てきています。


農畜産業を守り、自給率を高めるために〜パルシステムの取り組み〜

日本の農畜産業を守り、自給率を高めることがパルシステムの方針です。この畜産現場の窮地にパルシステムでは、生産者との話し合いを重ね、昨年より商品の規格変更、値上げなど、3度の緊急措置をとってきました。しかしこうした対策も飼料価格の急騰には追いつかず、現在8月以降の価格見直しを検討しています。

生産者が畜産業を継続できて、皆さんが利用しやすい価格設定を模索していきます。また生産者とともに飼料米など、輸入飼料に依存しない仕組み作りに取り組んでいます。

みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします。




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