パルシステムでは、今年度「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり運動」の一環として位置づけ、さまざまな形で24のツアーを企画しています。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。
■「食べて、健康になる鶏卵の生産」を進める伊豆鶏業

ヒヨコを手に集合写真 |
8月10日(日)から12日(火)の3日間、静岡県伊豆市で「産地へ行こう。」ツアー「ドキドキ!伊豆子どもキャンプ」を開催しました。
「ふーどの平飼いたまご」の産地でもありグリーンツーリズムの町でもある中伊豆地域で、小学校4年生から6年生まで25名がキャンプをしました。
パルシステムと30年の歴史をもつ伊豆鶏業は、北に富士山、南に天城山のそびえる高原に立地し、「食べて、健康になる鶏卵の生産」を第一に考え自家配合飼料で親鶏を飼育している産地です。
■イワナのつかみどりや竹を使った食器づくり

竹を切って食器をつくりました |
初日は電車とバスを乗り継いだ森の駅キャンプ場にて萬城の滝祭りに参加しました。イワナのつかみ取りでは、ぬるぬるした魚をなかなか捕まえられず苦戦しながらも、捕まえたイワナを焼いてもらって食べました。
その後、3日間のキャンプで使用する食器を竹でつくるため、竹の切り出しに向かいました。切断した重い竹をみんなで運び、のこぎりやカッターで思い思いの大きさの皿、コップ、箸をつくりました。
夜は、カレーづくりとカレーコンテストの発表、切り絵づくりなどを通して、初対面どうしだった子どもたちは早くも打ち解けた様子でした。
■バーベキューでは火起こしも慣れて上手に
2日目は、萬城の滝の散策と、わさび漬けづくり、生きものふれあい観察会に行きました。生きもの観察では山のほうに行き、カブトムシ、クワガタを取った子もいました。昼食は、伊豆養鶏の卵でつくったオムライスを食べました。
午後は池で水遊びと、簡易露天風呂で遊びました。露天風呂は昨年に引き続き伊豆市の協力で、緊急時の水槽に伊豆の温泉を運び、お風呂を作ってくださいました。夕食のバーベキューでは、子どもたちの火起こしも慣れて上手になっていました。
■ヒヨコに触れながら体験学習した「たまごの学校」
3日目は、パルシステムの「ふーど平飼いのたまご」の産地、伊豆鶏業・佐藤さんの「たまごの学校」で卵ができるまでを勉強しました。実際にヒヨコを触らせてもらいながら、ニワトリへ成長するまでの育て方や卵を生産するうえでのこだわりなどを学習しました。
また、全国のパルシステムの卵の生産者も参加し、多くの質問に答えていただきました。そして、路線バスに乗り季多楽で地元産の大豆で豆腐づくりに挑戦しました。
子どもたちからは「とにかくヒヨコがチョーかわいかった。ぜったいに忘れないと思う」「友達ができていろんなことがみんなとできてよかった」「卵の味比べがおもしろかったし、違いがよく分かった」などの感想がたくさん寄せられました。

ヒヨコに夢中の子どもたち |

生産者の説明も熱心に聞き入って
いました |
(有)伊豆鶏業の紹介(「パルシステムのたまご」産地・生産者一覧)
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