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掲載日:2008年7月10日

公開確認会のレベルアップをめざし
佐原農産物供給センター「中級会監査人講習会」を開催しました
7月4日(金)、パルシステムの近郊産地としておなじみの佐原農産物供給センター(千葉県香取市)で、中級監査人講習を実施しました。初級監査人講習会で習得した知識を実践で生かせるよう、産地のほ場でフィールドワーク(監査、確認の実技)を行いました。

 パルシステムでは、食の安全の確保と、環境保全型農業の推進に向け、産地での栽培や生産履歴を生協組合員と生産者がともに公開の場で確認しあう「公開確認会」を1999年より行っています。 さらに公開確認会を充実させるものとして生協組合員、役職員、生産者を対象とした「公開確認会監査人講習会」を2001年より毎年開催し、中級講座の開設やほ場でのフィールドワーク(監査、確認の実技講習会)を行い監査人のレベルアップを図っています。


■資源循環型農業を実践する佐原農産物供給センター

 1989年にパルシステムの産直産地となった佐原農産物供給センターは、1995年からは青果の生産に限定し、野菜クズに鶏糞や牛糞を加えた堆肥づくりやなど、地域環境に配慮した資源循環型農業を実践しています。

 近郊産地として1年を通じて、大根、サツマイモ、ゴボウ、人参、ジャガイモなどの根菜類、キャベツ、ブロッコリー、レタス、長ネギなど各種の野菜をパルシステムに供給しています。

 生協組合員との産直交流にも力を入れており、パルシステムで毎年開催している女性生産者交流会や会員生協での料理講習会、ホームページの産直読み物「俺達の夢」「産地かあちゃん通信」などでもおなじみの産地です。



■公開確認会の意義や有機栽培農業の現状などを学びました

生産者へ熱心な聞き取りが
行われました

 講習会は、佐原農産物供給センターの協力のもとに行われ、パルシステムの組合員や役・職員、日本オーガニック検査員協会の検査員(※)など49名が参加しました。そのうち、佐原農産物供給センターから、職員の方5名が受講者として参加してくださいました。

 開催に当たり、佐原農産物供給センターの仲橋正廣代表から「原油の高騰など、農業を取り巻く情勢は厳しくなっています。が、このような時こそ、消費者のみなさんに、買い支えていただきたいと思います」とあいさつがありました。

 続いて、(株)ジーピーエスの高橋宏通本部長より「生協の産直を取り巻く情勢と公開確認会」として、公開確認会の意義と監査の基本となる監査マニュアルについて説明がありました。 その後日本オーガニック検査員協会の水野葉子氏から「JAS有機などの法制度について」をテーマに講義があり、JAS法の位置づけや有機農業の歴史・現状について学びました。内容は自給率の問題などにおよび、国産の農産物や農産物加工食品を食べ、生産現場を知ることの重要性を話していました。

 午後のグループワークでは、ナス、ネギ、小松菜など作物別に5つのグループに分かれ、それぞれ生産者、日本オーガニック検査員協会のアドバイザーとともに、ほ場や調整場などをまわり、生産者からヒヤリングを行いました。生産者からは「ナスはとても風に弱く、風よけが飛ばされて花が傷つきうまく実がなりませんでした」「除草は大変です」など日々の苦労などについて話を聞きました。

 参加した受講者からは「生産者のみなさんの前向きな姿勢に元気づけられる思いでした」などの感想が聞かれました。


収穫後の選果の様子

ほ場には農薬の飛散防止を呼びかけ
る看板設置されていました



【資料】

(※)オーガニック検査員
JASの登録認定機関は、申請者が認定の技術的基準に基づいた生産活動を行っているか、JAS規格(日本農林規格)どおりの作り方を行っているかどうかを判定します。この検査を行うのが、オーガニック検査員です。


佐原農産物供給センターについては、詳しくは下記もご覧ください

「産直かあちゃん通信」 第1回 佐原農産物供給センター 香取千恵子さん

「俺達の夢」佐原農産物供給センター 青年部若造くらぶ

<参考>

パルシステムの公開確認会




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