パルシステムでは、現在「100万人の食づくり運動」を展開しています。食の基盤「米づくり」を守ることが緊急課題と考え、「お米を食べよう」と呼びかけ、“作る人と食べる人が繋がっているしくみづくり”「予約登録米」に取り組んでいます。
■パルシステムの「予約登録米」 〜14年目の独自制度〜

田んぼとのつながりが実感できる
予約登録米 |
「予約登録米」は、1995年より開始したパルシステム独自の制度です。田植え前の段階で産地と一年間の契約を結び、登録者分を優先的に届けてもらう仕組みです。
1993年の米不足(冷害による大凶作)をきっかけに生まれた制度ですが、現在では、収穫前から「年間購入予約」をすることで、化学合成農薬にできる限り頼らない米作りを応援する制度となっています。
■14万4000人が環境保全型農業を応援、前年比107%
まだ田植えも行っていない時期に予約する「予約登録米制度」。農産物としては異例のしくみながら「作る人と食べる人を繋ぎ、環境保全型の米づくりを支援する」という主旨にご賛同頂き、登録者数・量も順調に増えています。
今年、4月2回から5月4回企画まで予約登録を受け付けましたところ、14万4,385人のみなさまからご予約を頂き、1年間の総供給重量は10,634トン(玄米トン)と、前年対比107%の増加となりました。
■広がる環境保全型の米づくり〜今秋、11銘柄を各産地からお届け〜
ご予約の数・量とともに、環境保全型の米作りにチャレンジする生産者も増えています。
「栽培内容や作り手が明確な米を安定的に入手できる」という組合員の安心。手間やリスクが大きい栽培にかかる生産者にとって、「いま育てている米を待っている人が確実にいる」という安心。この両者の安心感に支えられ、予約登録米の田んぼでは、環境や生態系に配慮した米作りが広がっています。
今年は、計11銘柄(さらに精米方法や規格の選択肢があります)をお届けします。お届け開始は10月中旬を予定しています。
■自然や生きものにやさしい「エコ・チャレンジ米」
予約登録米でお届けするお米の多くは「エコ・チャレンジ米」(※)。化学合成農薬や化学肥料をできる限り減らす栽培方法は手間やリスクの大きいものです。生協組合員は、予約登録で商品を購入することにもう一歩加えて「特別加算金」を支払い、取り組みを応援しています。
【資料】
※エコ・チャレンジ栽培米の基準
1.パルシステムが定める農薬削減プログラムを実践し、優先排除農薬、問題農薬の不使用を実現していること。
2.化学合成農薬、化学肥料の使用を慣行栽培の2分の1以下に削減して栽培していること。
「100万人の食づくり運動」と「2008年度予約登録米」について詳しくは下記をご覧ください
100万人の食作り運動
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