■icoop生協連合会の商品担当者が来日

訪日されたみなさん(パルシステム
連合会事務所にて)
icoop(アイコープ)生協連合会は、まだ生協活動の歴史の浅い韓国国内で生協活動に熱心に取り組んでおり、昨年、設立10周年を迎えました。今回、多くの組合員に支持される商品づくりをさらに進めるために、日ごろから交流のあるパルシステムの商品開発の現状を学びに商品担当者研修として来日しました。
■パルシステムでの研修
来日したのは、icoop生協連合会で商品を担当する職員のみなさん15名。担当する商品は青果・果物から加工食品、生活用品まで多岐に渡っています。
今回は、日本での一般の小売業を知るために店舗を見学し、またパルシステムの商品開発の現状や、セットセンターの状況について説明や視察を通して研修されました。

宅配の仕組みを学ぶみなさん
(岩槻セットセンターにて)
初日は、さっそく百貨店を見学しました。地下の食品街では活気溢れる様子を楽しみながら、「どのようなお店があるのか」、「売れている商品は」など興味津々で見学しました。特に自然食品店では品揃えが重なることもあり、興味深く見学・買い物をしていました。
翌13日はパルシステム連合会本部事務所(文京区)にて、パルシステムの取り組みについて説明を受けました。午前中はパルシステム連合会商品部から、商品開発の流れや苦労、開発に臨む心構え、商品開発への組合員参加についてなど、実例に沿った話を聞きました。韓国生協のみなさんには、同じ商品担当としていろいろと参考になったようです。
午後はパルシステムの物流センター、岩槻セットセンター(埼玉県)に移動し、商品の入荷から出庫までのセット作業を見学しました。また併設されているパルシステムのパン担当会社「(株)生協のパン屋さん」・青果担当の「(株)ジーピーエス」も見学しました。特にパンについては、icoop生協連合会でも「ナチュラルドリーム」というブランドを作って国産小麦の消費拡大を図っていることもあり、多くの質問が出されていました。
14日は幕張メッセで開催されていた東京国際食品博覧会(Foodex Japan2008)で担当する分野の商品知識を広げられ、最終日は都内観光を楽しんだ後、帰国しました。
日本の商品の品揃え、また、パルシステムにおける商品開発についてなど多くの収穫は韓国での生協の活動に活かしていただけることと思います。
<参考>
●2008年3月 icoop生協連合会商務研修 スケジュール
3月12日(水) |
来日/オリエンテーション/店舗見学 |
13日(木) |
パルシステム商品部研修/岩槻セットセンター見学 |
14日(金) |
東京国際食品博覧会(Foodex Japan2008)見学 |
15日(土) |
都内観光/帰国 |
icoop生協連合会について
1998年3月設立。会員生協62生協。組合員数約40,000名。総売上高770億ウォン。(2006年度)
会長 陣m姫。2008年2月、韓国生協連合会より名称変更。
パルシステムグループと韓国の生協との交流について
パルシステム連合会は、設立当初の1990年より韓国の生協との交流を続けており、その交流は今年で17年になります。毎年交流団を送り合い、互いの生協活動の視察、役・職員の交流を通して、文化交流を続けています。また、パルシステム連合会会員生協の多くの生協でも、韓国の生協と子供交流を中心に、韓国の生協との交流を深めています。
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