
すすき牧場ではコスモスが満開でした
今年度12回目となる「産地へ行こう。ツアー」は、パルシステムでおなじみの「薄一郎牛」の産地、すすき牧場(福岡県宗像市)と「菜種油」を製造する平田産業を訪ねました。このツアーには、組合員とその家族15名が参加しました。
■パルシステムの「菜種油」の平田産業を見学
11月10日、晴天の福岡空港には、薄一郎さんはじめ生産者のみなさんがお迎えに来てくれていました。

パルシステムの「菜種油」の平田産業
を見学
まずパルシステムの「菜種油」を製造している平田産業を見学しました。工程が分かるように準備を整え待っていてくれたので、油を絞っている様子、油の湯洗い、パック詰め作業などが見学できて、製品化されるまでの流れがよく分かりました。
菜種油の原料輸入先、オーストラリアやタスマニア島のお話など、参加者は興味深く説明を聞きながら見学しました。
見学後は、菜種油とサラダ油で揚げたサツマイモのてんぷら、タイ、アジの南蛮漬けなどをいただきました。
その後、ホテルで「すすき牧場と畜産を学ぶ学習会」が開催されました。すすき牧場の生産者の「オーストラリア産の子牛の母牛からトレーサビリティを管理し、全飼育期間中、抗生物質を加えずに育てています」というお話や日本の畜産農家の現状の説明に皆、熱心に耳を傾けていました。

子牛にエサの干草をあげました
(すすき牧場にて)
■安全でおいしい牛肉を消費者に届ける「すすき牧場」
翌日は、すすき牧場を見学しました。すすき牧場では「安全でおいしい牛肉を消費者に届ける」との理念のもと、肉用専用種をかけ合わせた肉用交配種「薄一郎牛」を生産しています。
牛舎の衛生管理上、手を洗い、全身を消毒しブーツカバーをして見学し、子牛にエサの干草をあげました。最初はおびえていた牛が、直接、手から干草を食べてくれるようになった時には組合員も感激していました。
すすき牧場では、飼料用の麦畑や乳酸発酵の飼料なども見せてもらいました。
昼食交流会では、生産者にコツを教わりながらローストビーフづくりに挑戦しました。できあがったローストビーフの他、生産者が用意してくれた牛タン、ステーキなどの豪華メニューで薄一郎牛を堪能しました。
参加者からは、「生産者との交流が深まり、薄一郎牛にいっそう親しみがわきました」「自分の栄養、活力源になってくれる牛が育つ現場を直接見られてよかったです」などの感想が寄せられました。
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