
パルシステム協力会「秋の講演会」
会場の様子(パレスホテル大宮)
■取引先メーカー302社でつくるパルシステム協力会
パルシステム連合会のお取引先によって自主的に組織されたパルシステム協力会(302会員)は、11月6日(火)、大宮パレスホテルにおいて「秋の講演会」を開催しました。
協力会では、パルシステムについて理解を深めていくために、年度方針などについて、毎年学習会を開催しています。
今回の「秋の講演会」は、パルシステムグループの中期計画、2010年までの到達目標とビジョンを共有することを目的としたものです。会場には約190社、330名と多数のお取引先のみなさんが集まりました。

パルシステム協力会の
梶会長(カジノヤ代表
取締役)
パルシステム協力会の森川喜郎事務局長の開会の辞に続き、梶俊夫会長は、「各会員生協の商品展示会には多数の組合員にご来場頂き、特にお子さん連れの若い母親の姿が目立つことは喜ばしいことです。協力会のみなさんには組合員の想いに応え、さらなる品質向上に努めて頂きたい」とあいさつしました。
続いてパルシステム連合会の若森資朗理事長より「心豊かなくらしと共生の社会という基本理念は現在では社会の共通テーマとなりました。特に生協は“自然との共生”が特長です。現在、日本のオーガニック市場は全体の1%以下といわれ、欧米諸国に比べて低いとされていますが、5%をめざし新たなオーガニック市場を創る事が私達の使命と考えます」とあいさつしました。
■講演「パルシステムグループ第5期中期計画(2008〜2010年度)骨子案」
続いて、パルシステム連合会の唐笠一雄専務理事が「パルシステムグループ第5期中期計画(2008〜2010年度)骨子案」と題して講演し、「本来の協同組合の存在意義は、くらし課題解決(相互扶助)と地域再生にあります。2010年までに環境保全型・循環型社会の実現に貢献できる生協、くらし解決事業を推進し組合員の真のくらしのパートナーとして存在する「21世紀型生協」をめざします」と述べました。
また、パルシステムの石田敦史常務執行委員は「2010年物流戦略と構造改革」と題した講演、原商品統括副本部長からは「年間、約20万人の新規加入者の生活シーンに対応できるカタログと商品開発をめざします」との報告がありました。
今後3カ年、組合員一人ひとりの真のくらしのパートナーをめざすという21世紀型生協の構想に参加者は皆、熱心に耳を傾けていました。
【資料】
■パルシステムグループ第5期中期計画(2008〜2010年度)骨子案より
<パルシステムグループのビジョン 〜 21世紀型生協の創造に向けて、2010年グループ到達目標>
2010年までに以下のような目標を実現し、組合員のくらしに役立ち、社会貢献する生協グループに発展します。
「グループは、2010年までに、21世紀社会(グローバル化・IT化・高齢化・成熟社会)に対応できる生協、新時代の相互扶助システムをめざす生協=「21世紀型生協」をめざします。個人対応型事業を主軸に、組合員のくらし課題解決のサポート機能を持ち、組合員自らを動かす、組合員参加が高い生協づくりを進めます。」
- 県内No.1、日本一の無店舗事業を達成します。
- オンリーワン型生協(他を追随させない専門分野を持つ)を作ります。
- 事業高2,000億、組合員100万人のグループへ発展します。
- 協同の社会システム創造、くらしと社会のセーフティーネットとしての生協をめざします。
- 非営利セクターのプラットフォーム(地域における共同の場)の形成をめざします。
- 循環型社会促進に大いに貢献します。
- 環境保全型の産直事業で日本一になることをめざします。
- くらしの課題解決(ソリューション)事業体へ転換します。
- リアルとインターネットを融合した生協機能を実現します。
- 組合員の生涯のくらしのパートナーとなる生協をめざします。
- 安全・安心・たすけあいを育む社会づくりに貢献します。
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