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掲載日:2007年6月26日

広めよう「ふーどの牛肉」利用者集会を開催しました
6月22日(金)、パルシステム連合会(東京都文京区)にて、パルシステムの「ふーどの牛肉」利用者集会を開催しました。3人の生産者の思いを聞き、実際の利用者がふーどの牛肉利用者拡大のために意見交換を行いました。

生産者の話を熱心に聞く参加者の画像 パルシステムでは、食料自給の向上や資源循環・環境配慮型社会の構築をめざしています。その取り組みの一つが「ふーどの牛肉」。ふーどの牛肉は、健康に育てた牛を登録制で買い支えるパルシステム独自の仕組みですが、近年、登録者数が伸び悩んでいます。

 今回、本来あるべき肉牛消費を再確認し、ふーどの牛肉を広めていく方法を生産者と消費者がともに意見を出し合う場を設けようと、「ふーどの牛肉 利用者集会」を開催しました。生産者3人を北海道から迎え、組合員ら35人が集まりました。

■効率よりも牛の健康を重視

 まずパルシステムから、ふーどの牛肉と日本の牛肉生産の現状について説明しました。

 ふーどの牛肉は、草食動物である牛の生理機能を生かした生産方法。牧草でも太りやすく、放牧に適した品種の牛肉です。効率よりも牛の健康を重視し、広い牧場で放牧し、ゆっくりと育てています。


■もっと広めたい。だから応援してほしい。

宮下盛次さん(上川郡弟子屈町)の画像 生産者からの牧場紹介に続いて、利用者との意見交換を行いました。

 飼料自給率向上や資源循環に積極的に取り組む宮下さんは、「輸入飼料は、輸送でCO2を排出するし、安全性の確認が困難」と生産方針を説明しました。

 「自分が使っているエサがわからないことからBSEのようなことがおこる。病気の発生は消費者も生産者も不安。」と話したのは内藤さん。輸入飼料を完全に使わなくなった後、肉の味がおいしくなり、また牛の健康状態が良くなった。牛にとっていい飼い方なのだと実感したとのことでした。

内藤順介さん(勇払郡安平町)の画像 「普通の肉牛生産より儲からないのでは?」との利用者の声に、榛澤さんは「儲からなくても、こういうことをやる人が必要だと思ってやっています。これからも生産を続けますので応援お願いします」と述べ、3人ともふーどの牛肉に自信を持って育てていることが伝わりました。

 集まった組合員からは、商品案内紙面での訴求方法の工夫や、組合員活動での試食機会の要望といった「まず組合員に知ってもらうことが必要」と、利用者拡大のための意見が出されました。

 会場では、「まだ利用していなかったが今回生産者3人の話を聞いた上で試食をし、おいしかったので買おうと思います」という声もありました。

榛澤保彦さん(釧路市)の画像 生産者の努力は、消費者の理解があってこそ価値となります。生産物を適切に評価することが安全な食をつくり、飼料自給率を高め、環境配慮型畜産を応援することにつながります。今、ふーどの牛肉には6人の生産者がいます。「生産者のファンになることが、利用を広める近道かもしれません。」と宮下さんが言うように、私たち消費者である組合員は、生産者をよく知り、生産物をよく知って、一緒に食をつくっていくことが大切だとパルシステムは考えます。




■07年度ふーどの牛肉 追加登録を募集します!

*詳しくは7月2回(6月25日(月)〜29日(金)配布)のチラシをご覧ください。
 

【参考】

牛肉生産情報システム「ふーどの牛肉」

フードプランニング商品について


【資料】


「the ふーど」ロゴマーク画像「the ふーど」の基本的考え方 〜資源循環・環境保全型農業の実現〜

 「ふーど商品」は、環境保全や資源循環、持続型の生産などに配慮した取り組みを行っている農畜水産物および加工品を対象に、ひとつの理想系を求めたパルシステムのブランドです。例えば青果やお米では、有機認証およびそれに準ずる栽培内容を実現したものを対象とし、畜産と連携した複合経営や畜糞の堆肥化による有効活用、総エネルギーの低減など多様な取り組みを評価して選定されています。また、畜産では、放牧によるアニマルウェルフェア(動物福祉)に配慮し、遺伝子組み換え飼料の排除、牧草や食品残さなどの国内資源の有効活用、成長ホルモン剤の禁止、全飼育期間飼料への抗生物質不使用など厳しい基準をクリアーしています。水産では、収奪型や薬剤を多投する養殖ではなく、魚付き林を守り、水産資源を守り育てる取り組みが評価されています。

 こうした厳しい取り組みを全商品で実現することは困難ですが、先進的な取り組みを行う生産者の努力を適切に評価し、本来めざすべき農畜水産業のあり方を提示していきたいと考えています。



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