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掲載日:2007年6月12日

地球温暖化をテーマに「環境フォーラム2007」を開催しました
6月8日(金)、パルシステム連合会は、東京都渋谷区の東京ウイメンズプラザにて「環境フォーラム2007」を開催しました。パルシステムが6・7月の2カ月にわたって取り組む「環境キャンペーン」の一環としてのもので、地球温暖化の現状や温暖化が生態系に与える影響などの講演がありました。

講演する畑直之氏の様子画像 パルシステム連合会は、毎年6・7月の2カ月にわたって実施する「環境キャンペーン」の一環として「環境フォーラム2007」を開催しました。

 1998年の開始から10回目を迎えた環境フォーラム2007は、今年の環境キャンペーンのテーマ「地球温暖化防止 あなたの行動が地球を変える」に沿った内容で、パルシステムの組合員や役職員など93人が参加しました。

 冒頭、パルシステム連合会若森資朗理事長からは「折しもドイツで開催中のサミットでは2050年までにCO2排出量を半減するとの方針が出ている。日本は京都議定書のCO2削減目標マイナス6%に近づくどころかプラス8%と増加している。今後いかに排出量を減らすか、温暖化に対し私たちに何ができるかを今日の講演で学びたい」とのあいさつがありました。

地球温暖化と生物多様性の危機

 東京大学大学院教授の鷲谷いづみ氏の「地球温暖化と生物多様性の危機」と題した講演では、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)・第4次評価報告(2007年2月公表)をもとに、温暖化は人為起源の温室効果ガスの増加が原因であること、2005年までの100年で世界平均気温が0.74℃上昇しており、21世紀末(2090年から2099年)の平均気温上昇は環境の保全と経済の発展が地球規模で両立する社会においては約1.8℃と予測されるとの説明がありました。

 2℃の気温上昇は、食料や健康、環境の変化など人類の生活に予測不可能な変化をもたらす懸念があり、ご専門の保全生態学の見地からは、「歴史上類の無いCO2の排出量と温暖化によって、絶滅が危惧される生物種の増加など地球規模で生態系の不健全化が急速にすすんでいる。

 生物多様性と生態系の維持は、食料や繊維などの資源供給や循環、大気や水などの自然環境まであらゆる分野で人類のくらしと密接な関係があり、加速度的に進行する生物多様性の損失スピードを落とすには多大な努力が必要」とのお話でした。

温暖化問題と私たちの取り組み

 続いて気候ネットワーク常任運営委員の畑直之氏から「もう待ったなし! 地球温暖化。温暖化問題と私たちの取り組み」と題し、まず南太平洋ツバルの海面上昇、沖縄のサンゴ礁の白濁化などの実状が写真で紹介されました。日本は2050年までに70〜80%のCO2排出量の削減が必要であるとのことです。この目標はエチオピア、ラオスなどの後発途上国のほぼ10倍ですが、それらの国に較べ、日本の一人当たりのCO2排出量は約10倍であり、負うべき責任には国により差異があるとのお話でした。

 また温暖化対策には経済的なアプローチ、炭素税(環境税)の適用も有効だが、私たちにできることを日常のなかで実践する視点が大切で、エコロジー型の電気製品を選ぶ、食品も輸送の短い国内産の食品を選ぶといった“商品の選択”が最重要とのお話でした。

 パルシステムグループの環境表彰制度による表彰では、リサイクル品への異物混入が少なかった異物排除部門の大センターで横浜中、相模、平塚、甲府の4センター、小センターでは稲毛センター、東松山センター、回収率部門では羽村、八王子、大和、甲府、いちのみやの5センター、環境対策部門では、止め具の廃止により作業効率向上と廃棄物削減をすすめた(株)せいきょうのパン屋さんが表彰され賞状が授与されました。





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