食料自給率の向上

国産原料の利用で
地域とくらしを守る

世界中が輸出入でつながった現代。輸入食料に頼りすぎることは、世界情勢によってくらしが揺らぎやすいことを意味します。パルシステムは、産地と食卓の未来を守るため、食料の国内生産を支えていきます。

食料自給率が低いと
何が問題?

日本の食料自給率と推移(カロリーベース)

2022年時点の日本の自給38% 世界で129位

資料=農林水産省(2022年度)「日本の食料自給率」をもとに作成

  • 1.諸外国の穀物自給率としての試算。資料=農林水産省(2022年度)「食料需給表

輸入元の国が異常気象や政情不安になった時、輸出がストップすることがあります。例えば近年、ロシアのウクライナ侵攻により輸入穀物が高騰、様々な食料品の価格に影響しました。
また、輸入された食料ばかりを選ぶと、国産食料の消費が進みません。国内生産者は経営が困難になり、担い手が不足するなど産地の衰退につながります。

日本の食料自給率と推移
(カロリーベース)

2022年時点の日本の自給38% 世界で129位

資料=農林水産省(2022年度)「日本の食料自給率」をもとに作成

  • 1.諸外国の穀物自給率としての試算。資料=農林水産省(2022年度)「食料需給表

国産原料を使った
オリジナル商品の開発

パルシステムが独自に商品開発するPB(プライベートブランド)商品は、国産原料を優先して使うこと、地域と人を守り、つなぐ食づくりをしていくことを約束。便利でおいしい商品を開発することで、食卓と産地、両方のくらしを支えていきます。

自社工場(パルブレット)のパン 国産小麦使用比率 64%

自社工場(パルブレット)のパン国産小麦使用比率

64%[2]

自社工場(パルブレット)のパン 国産小麦使用比率 64%

国産小麦100%を実現した『国産小麦もっちり食パン』も開発。パルブレッドのパンは、2024年度の国産小麦使用比率70%を目標に掲げています。

お料理セットの野菜・肉・大豆加工品 国産比率 100%

お料理セットの野菜・肉・大豆加工品国産比率
100%

お料理セットの野菜・肉・大豆加工品 国産比率 100%

具材と調味料をセットにした「お料理セット」の野菜と肉、豆腐などの大豆加工品は国産100%[4]。便利なセットで国産を応援します。

PBの豆腐・納豆・みそ 国産比率 100%

PBの豆腐・納豆・みそ国産比率
100%

PBの豆腐・納豆・みそ 国産比率 100%

PBの豆腐・納豆・みそは、産直原料をはじめとする国産大豆を100%使用しています。

  • 2.2023年度
  • 3.産直豚肉の焼肉丼(日本のこめ豚使用)セット
  • 4.お料理セットの材料のうち、エビなどの魚介類は一部海外産原料が含まれます

国産を産直へ
産直原料の加工品 681品[5]

パルシステムは国産原料のなかでも、生産者の顔が見える産直原料の活用を進めてきました。食品加工産業という地域の仕事を生み出すことにもつながっています。

  • 5.2023年度

産直バジルのジェノベーゼソース

兵庫県産の産直バジルを、朝に手摘みして工場へ。鮮度の落ちないうちに加工するので、色鮮やかで風味も豊かに仕上がる。

までっこ鶏チキンナゲット

産直産地「までっこチキン生産者連絡協議会」の産直鶏肉を使用。飼料に抗生物質を使用しない飼育を実現している。

茎が長めのブロッコリー

産直産地「野菜くらぶ」の生産者が設立した「グリンリーフ(株)」と共同開発。廃棄率を25%まで減らしフードロス削減。

yumyum産直さつまいもスティック

産直産地「和郷園」で収穫したさつまいもを、規格外品含め有効活用。

Topic

地域の伝統食を
次世代につなぐ

高齢化と後継者不足により、地域の伝統的な食文化は存続の危機に直面しています。パルシステムは、「やぐら干し大根」や「八丁みそ」といった伝統食の原料生産者やメーカーと信頼関係を築き、取り組みを進めてきました。地域産業を支え、次世代に伝統食を継承する助けになります。

地域の伝統食を次世代につなぐ