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将来世代に森里川海を引き継ぐために

国連は毎年5月22日を国際生物多様性の日と定めており、今年のテーマを「生物多様性の主流化:人々や暮らしの支え」としています。くらしを支えている森里川海について考え、多様性を生かした持続可能な社会づくりに向けたライフスタイルとは何か、について理解を深めるため、環境省ほかが主催したシンポジウムが5月21日(土)に国連大学ウ・タント国際会議場で催されました。さまざまな立場や世代から200名を超す参加がありました。

武内和彦・国連大学上級副学長による基調講演では将来世代に森里川海を引き継いでいくための社会づくりについて、アーティストインキュベーターの四角大輔さんとモデルの鎌田安里紗さんによるトークセッションでは「消費行動には投票と同じくらい世の中を変える力がある」と、若い世代へ向けて力強いメッセージが送られました。

他世代が集い生物多様性について考えました

環境への共感による消費のしくみづくり

パルシステムは「生物多様性に配慮した商品の流通を通じた地域づくり」をテーマに髙橋広報本部長が事例報告し、40年前から行ってきた石けん運動を「原点」として、これまでの歩みを振り返りました。商品開発・供給にとどまらず、有機農業の推進や水田の生き物調査・観察、サンゴ植樹、原木しいたけと里山再生の取り組みなど、グループ一丸となって実践してきた内容を紹介しました。続く座談会にも登壇し「作る人と食べる人が協同し、安全性やおいしさだけでなく、環境への共感による消費のしくみを作り続けていきたい」と抱負を語りました。

事例報告するパルシステム連合会・髙橋宏通広報本部長