• 11月14日、農水省はキャセイ食品に対し、冷凍野菜が中国産等の原料を使用したにもかかわらず「九州産」等と事実と異なる表示を行っていたことを確認したため、JAS法に基づく指示を行いました。合わせて、調査結果として下記の内容を発表しています。
  ＊キャセイ食品は、長崎工場において、国産原料に中国産の野菜冷凍食品（さといも、にんじん、ブロッコリー、キヌサヤ、小松菜、インゲン、グリーンアスパラ、カリフラワー、オクラ及び大根葉計10品目）およびアメリカ産の野菜冷凍食品（グリーンピース）を混入させ、「九州産」又は「国産」等と事実と異なる表示をして、一般消費者向けおよび加工食品原料等の業務用として販売していた。
  ＊上記の野菜冷凍食品を、少なくとも平成20年1月から平成20年10月14日までの間、製造・販売していた。
• 11月21日、長崎県警は不正競争防止法違反の容疑で、キャセイ食品本社、長崎工場などの捜索を開始しました。キャセイ食品の仕入れ伝票や出荷伝票などの関係書類は長崎県警に押収されることとなります。

上記の状況ですので、取引関係者が調査できるようになるには時間がかかることが予想されます。パルシステムでは行政や警察などの調査、キャセイ食品の点検報告などの発表を待ち、当会での取り扱い商品の偽装の有無について検証を行ったうえで、返金などの対応を決定していきたいと考えております。

　なお、第一報でお知らせしました通り、該当商品についてはすでにお届けを中止しており、今後の取り扱いも中止させていただきます。

キャセイ食品の産地偽装報道につきまして（2008年11月10日）