日ごろよりパルシステムをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2008年6月1回にお届けしました「かじき和風ソテー 6切200g」におきまして、魚で発生するヒスタミン(※)によるアレルギー様の食中毒(食後にじんましん)が発生し、6月1回お届け分および4月2回、5月1回お届け分につきまして、当該商品を廃棄していただくようお願いさせていただきました。組合員の皆様に多大なご不安、ご心配をお掛けしましたことに深くお詫び申し上げます。このたびの件につきまして、原因および今後の対策をご報告させていただきます。
※ヒスタミン…赤身魚の筋肉中に含まれるアミノ酸がヒスタミン生成菌によって変化したもので、アレルギー症状を起こす原因となる物質です。サバ寿司を食べて発症するものも、このヒスタミンが影響しています。
【原因につきまして】
- 本商品の原料であるカジキはインドネシアで漁獲され、船上にて頭・内臓を除去し、船内の冷凍庫で凍結されています。凍結状態のまま現地の工場に搬入されて一時加工が行なわれた後、日本に輸入され、国内工場で製品化をおこなっています。
- 当該商品の原料について調査をおこなったところ、インドネシアの工場、国内工場ともに検品において問題はなく、また原料搬入日から製品出庫日の間に冷凍庫の解凍事故なども発生しておらず、適正温度で管理されていたことが分かりました。
- メーカーを管轄する神奈川県保健福祉部生活衛生課の調査はまだ終了しておりませんが、当会の調査では以下を原因として考えております。
※工場への搬入以降に問題が見つからないことから、船上において鮮度劣化が起きた可能性が非常に高いことが分かりました。
※このため、凍結作業の遅れなどにより、船上にて一部のカジキの鮮度が落ちてしまい、これが正常品に混入してしまった可能性が高いと考えています。
【対策につきまして】
ヒスタミンが生成された原料は見た目や臭いなどでは点検できないため、下記の通り「ヒスタミン検査」を実施することといたしました。
- カジキを取り扱っているメーカーにはヒスタミン検査を要請し、7月2回お届け分より検査を開始いたしました。
- カジキ以外の青魚(アジ、サバ、イワシ、サンマ、サワラ、ブリ)、赤身魚(マグロ全般)につきましても、新規取扱商品については、ヒスタミン検査を取り扱いの条件としました。また既存商品については、順次ヒスタミン検査を実施するようにメーカーに要請しております。
- また当会の商品検査センターにおきましても、供給品を抜き取りでヒスタミン検査を実施いたします。
このたびの件につきましては、組合員のみなさまに多大なご迷惑をおかけし心よりお詫び申し上げます。今後も、安全な原料調達、商品の温度管理を徹底し、品質向上に努めてまいります。
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パルシステム生活協同組合連合会
第1商品部
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